シルククラージュ（1999年生、母オークスキー）

シルククラージュ（1999年6月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋度胸、勇気（仏）どんな強敵にも勇敢に立ち向かえ。」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時7歳）と交配したオークスキーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）クドウファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方28戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は2002年のカストル特別(A)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,200万円（2.4万×500口）で一口馬主が募集された。

島崎宏厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

6月15日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた3戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

9月17日、中6週で馬体重を前走から28kg増やして迎えた4戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイケノヒカルに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の小松エリア賞（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジョウテンラヴリイに7馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るビギンザダンスを自慢の末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

11月3日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和義騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マイネルストーリアに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月2日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和義騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロッツエに2馬身の差をつけて優勝

12月14日、中1週で迎えた10戦目は、シクラメン賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和義騎手（6戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

4歳（2003年）

4月13日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和義騎手（7戦4勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

4月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で加藤和義騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるブオナラッツァを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月19日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で加藤和義騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るコーワブリザードを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月3日、中1週で迎えた14戦目は、一般B3-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で加藤和義騎手（10戦5勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマーメードビコーを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

6月17日、中1週で迎えた15戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で加藤和義騎手（11戦5勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた16戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般B3-2（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のケイティグリーンをクビ差振り切って6勝目をゲットした。

7月11日、中1週で迎えた17戦目は、ヘラクレス特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は加藤和義騎手（12戦5勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

8月10日、中3週で迎えた18戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（13戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた19戦目は、ひまわり賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（14戦5勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（15戦5勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ツルギフォティテンに交わされて2馬身半差の2着となった。

9月15日、連闘で迎えた21戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したビーマックスを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

9月29日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は加藤和義騎手（16戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（17戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエビスロンバードに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月10日、中3週で迎えた24戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（18戦6勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2-2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（19戦6勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和義騎手（20戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフミノホクトを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月23日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5歳（2004年）

1月3日、中1週で迎えた28戦目は、寒椿賞（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は加藤和義騎手（21戦6勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

3月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（22戦6勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた30戦目は、チューリップ賞（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（23戦6勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた31戦目は、鯉のぼり特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（24戦6勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。