トウカイスルー（1989年生、母トウカイミドリ）

トウカイスルー（1989年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスルーザドラゴン（当時7歳）と交配したトウカイミドリが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）岡部牧場。戦績は、中央平地11戦1勝、地方39戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

11月23日、デビュー戦は久保田英敬騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3歳（1992年）

4月12日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた3戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のセルリアンシノを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

5月2日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、4歳500万下（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

5月17日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1800m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って8着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた8戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

7月12日、連闘で迎えた9戦目は、4歳500万下（中京芝1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は日吉正和騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

8月9日、中3週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

8月15日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の奥尻特別（函館芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

10月10日、中7週で迎えた12戦目は、越野亨騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-2（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のモズメヒーローをクビ差制して勝利を手に入れた。

10月27日、中1週で迎えた13戦目は、アスター賞（金沢ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で越野亨騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた14戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月21日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-5（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のナイスダンディーに半馬身の差をつけて雨下の激闘を制した。

12月1日、中0週で迎えた16戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は越野亨騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた17戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は端勝成騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（1993年）

4月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上C1-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は越野亨騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上B3-3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で越野亨騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のツララに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月11日、中1週で迎えた20戦目は、本忠司騎手を鞍上に迎えて、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた21戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は越野亨騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンブーオパールからクビ差の2着に惜敗した。

6月6日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上B2-3（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で越野亨騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったキクノスペリオールから半馬身差の2着に敗北した。

6月21日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上B2-3（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で越野亨騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったオリオンイナズマからクビ差の2着に甘んじた。

7月5日、中1週で迎えた24戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のオッペンハイマーに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

7月18日、中1週で迎えた25戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた26戦目は、レグルス特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蔵重浩一郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた27戦目は、B2（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は端勝成騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上B2-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で端勝成騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上B2-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は越野亨騎手（8戦2勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた30戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で越野亨騎手（9戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で越野亨騎手（10戦2勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた32戦目は、一般B2-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で越野亨騎手（11戦2勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた33戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で越野亨騎手（12戦2勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のユウキミョウオーをハナ差制して6勝目を挙げた。

11月23日、中1週で迎えた34戦目は、銀杏賞（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で越野亨騎手（13戦3勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた35戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で越野亨騎手（14戦3勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた36戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（1994年）

4月11日、約3か月半の休み明けで迎えた37戦目は、一般B1-4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は越野亨騎手（15戦3勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた38戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で越野亨騎手（16戦3勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた39戦目は、一般B1-4（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で越野亨騎手（17戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた40戦目は、一般B1-4（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で越野亨騎手（18戦3勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた41戦目は、一般B1-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で越野亨騎手（19戦3勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた42戦目は、一般B1-4（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は本忠司騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた43戦目は、一般B1-4（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は越野亨騎手（20戦3勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた44戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で越野亨騎手（21戦3勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた45戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で越野亨騎手（22戦3勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた46戦目は、一般B1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で越野亨騎手（23戦3勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた47戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で越野亨騎手（24戦3勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた48戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で越野亨騎手（25戦3勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた49戦目は、一般B1-4（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で越野亨騎手（26戦3勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた50戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で越野亨騎手（27戦3勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。