サンエイゴールド（2013年生、母ノーチェリンダ）
Sanei Gold
2013.03.29
サンエイゴールド（2013年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時19歳）と交配したノーチェリンダが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。2017年、2018年とせきれい賞(一般 M2)を連覇した他、2016年のオパールカップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
1歳のとき、ビッグレッドファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、鈴木雅俊によって702万円で落札された。
瀬戸幸一厩舎（水沢）へ入厩。
2歳（2015年）
6月7日、デビュー戦は松本剛志騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。4頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に敗れた。
7月18日、中5週で迎えた2戦目は、2歳戦の東日本大震災復興祈念 東北（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に敗れた。
8月15日、中3週で迎えた3戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の若鮎賞（盛岡芝1600m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。
8月23日、連闘で迎えた4戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のフューチャーステップ（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。
10月4日、中5週で迎えた5戦目は、2歳A（盛岡ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。
10月17日、中1週で迎えた6戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、2歳（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のトゥニーナに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
10月31日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトゥニーナを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。
11月29日、中3週で迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。
3歳（2016年）
1月10日、中5週で迎えた9戦目は、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず最後はコスモヴェッキオと並んで12着同着となった。
4月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。
5月15日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、3歳地方重賞のはまなす賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリュウノファンタジを3/4馬身振り切って断然人気に応えた。
5月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のサファイア賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（4戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るトゥニーナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。
7月10日、中5週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（5戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジャストフォファンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。
7月31日、中2週で迎えた14戦目は、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
9月25日、中7週で迎えた15戦目は、地方重賞のOROカップ（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。
11月5日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（8戦5勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。
12月18日、中5週で迎えた17戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の尾張特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。
4歳（2017年）
5月22日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、OROターフ特別（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（9戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブレークビーツに4馬身の差をつけて久々の一戦をモノにした。
6月3日、中1週で迎えた19戦目は、M3のかきつばた賞（盛岡芝2400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（10戦6勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のブレイズアトレイルに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。
7月30日、中7週で迎えた20戦目は、M2のせきれい賞（盛岡芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（11戦7勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のブレイズアトレイルをクビ差振り切って断然人気に応えた。
9月24日、中7週で迎えた21戦目は、M1のOROカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（12戦8勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったロゾヴァドリナに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。
12月3日、中9週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた22戦目は、M2の北上川大賞典（水沢ダート2500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（13戦8勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。
5歳（2018年）
5月21日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた23戦目は、OROターフ特別（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（14戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったエイシンエルヴィンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。
6月2日、中1週で迎えた24戦目は、かきつばた賞（盛岡芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（15戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリュイールスターに5馬身の差をつけて9勝目を掴み取った。
7月1日、中3週で迎えた25戦目は、巴賞（函館芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。
7月29日、中3週で迎えた26戦目は、M2のせきれい賞（盛岡芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（16戦9勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキャッスルクラウンに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。
9月23日、中7週で迎えた27戦目は、M1のOROカップ（盛岡芝1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（17戦10勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったハッピーグリンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。
10月8日、中1週で迎えた28戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（18戦10勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。
12月3日、中7週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた29戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、M2の北上川大賞典（水沢ダート2500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。
6歳（2019年）
9月22日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた30戦目は、M1の岩手県知事杯OROカップ（モンテオープン（盛岡芝1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。
10月21日、中3週で迎えた31戦目は、OROターフ特別（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（19戦10勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。
11月4日、中1週で迎えた32戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、霜月特別（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。
7歳（2020年）
6月9日、約7か月半の休み明けで迎えた33戦目は、初夏特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（20戦10勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。
6月21日、中1週で迎えた34戦目は、地方重賞の一條記念みちのく大賞典（水沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（2戦0勝）。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。
7月20日、中3週で迎えた35戦目は、OROターフ特別（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（21戦10勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。
8月2日、中1週で迎えた36戦目は、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（22戦10勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。
2020年8月17日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。