リワードクラウン（2007年生、母リワードカリヨン）

リワードクラウン（2007年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋勝利の栄冠」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時14歳）と交配したリワードカリヨンが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）リワード。戦績は、中央平地6戦0勝、中央障害9戦1勝、地方20戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

6月21日、デビュー戦は吉田稔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は490kg。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

7月19日、連闘で迎えた3戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

10月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般E14（高知ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメイショウユウカに詰め切れず、4馬身差の2着に敗れた。

10月24日、連闘で迎えた5戦目は、一般E10（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のメイショウタイガに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月7日、中1週で迎えた6戦目は、暢&奈央おめでた特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

11月14日、連闘で迎えた7戦目は、一般Eホ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月22日、連闘で迎えた8戦目は、2歳KJ1の九州ジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

12月19日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、2歳（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリワードシャンヴルを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。

3歳（2010年）

1月1日、中1週で迎えた10戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の金の鞍賞（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったフジペガサスに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

1月12日、中1週で迎えた11戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエイダイジャンプに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

1月17日、連闘で迎えた12戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（5戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したフォーティマックスに半馬身届かず2着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（6戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエイダイジャンプに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月14日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（7戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

2月19日、連闘で迎えた15戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（8戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエイダイジャンプに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月28日、連闘で迎えた16戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（9戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のモルフェキープオフに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月14日、中1週で迎えた17戦目は、一般D6（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（10戦4勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るジェニーナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月26日、中1週で迎えた18戦目は、高知よさこい特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（11戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のデュヴァルに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月18日、中2週で迎えた19戦目は、四国カルスト特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で赤岡修次騎手（12戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた20戦目は、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で赤岡修次騎手（13戦6勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

6月6日、中4週で迎えた21戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の福山・高知連携明光丸シリーズ八戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったニッポンタイショーから2馬身半差の2着に敗北した。

7月10日、中4週で迎えた22戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた23戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

11月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。5着に終わった。

4歳（2011年）

1月9日、中3週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐雄祐騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐雄祐騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のレスピエーグルに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

9月25日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた29戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月5日、中5週で迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた31戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（2012年）

1月8日、中6週で迎えた32戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（8戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。11着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた33戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。14着に終わった。

5月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた34戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、天狗高原特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた35戦目は、ファイナルレース（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。