サンマルアンサー（2001年生、母ヤマトアンサー）

サンマルアンサー（2001年5月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時13歳）と交配したヤマトアンサーが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は田端牧場。戦績は、中央平地31戦5勝2着4回、地方6戦5勝。2006年の道営記念(地方重賞)に勝利した他、2006年の瑞穂賞(ハンデ地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

梅田康雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

12月13日、デビュー戦は畑端省吾騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1000m 晴/不良）に出走。馬体重は452kg。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

3歳（2004年）

1月12日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑端省吾騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キョウエイトリノにクビ差交わされて2着となった。

1月31日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で畑端省吾騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のケイエスウサトに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月6日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で畑端省吾騎手（4戦1勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

5月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で畑端省吾騎手（5戦1勝）。18頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

6月20日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた7戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、ジョーロングランに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月3日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

8月8日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小原義之騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、オメガダイナソーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月4日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小原義之騎手（4戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のシャイニングピアスに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月26日、中2週で迎えた12戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったハードクリスタルにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

10月24日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の藤森特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

12月18日、中7週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

4歳（2005年）

3月20日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた16戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

4月24日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の高瀬川特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた19戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のリスティアエナーに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月16日、中3週で迎えた20戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の駒場特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の渡島特別（函館ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のトーセンブライトを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

8月20日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（2戦2勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（3戦2勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月19日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の北斗賞（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（4戦2勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

5歳（2006年）

2月12日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた25戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた27戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のワキノグレイトを3/4馬身振り切って5勝目を掴み取った。

4月29日、中4週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた28戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の洛陽ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた29戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1600万下の白川郷ステークス（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

6月17日、連闘で迎えた31戦目は、3歳以上1600万下の安芸ステークス（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

7月19日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、日高軽種馬共同育成公社特別（旭川ダート1500m 曇/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のバンブーボカに3/4馬身の差をつけて6勝目をゲットした。

8月3日、中1週で迎えた33戦目は、アドマイヤマックス賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のタイギャラントに4馬身の差をつけて7勝目をマークした。

8月17日、中1週で迎えた34戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、G2のブリーダーズゴールドカップ（旭川ダート2300m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のノースクイーンカップ（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のヨイチイーストに5馬身の差をつけて8勝目を手にした。

9月28日、中3週で迎えた36戦目は、ハンデ地方重賞の瑞穂賞（旭川ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（3戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のビーファイターに6馬身の差をつけて9勝目を獲得した。

11月9日、中5週で迎えた37戦目は、地方重賞の道営記念（札幌(地)ダート2485m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（4戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタイギャラントに7馬身の差をつけて優勝