スパルタン（2008年生、母カタズオノンデ）

スパルタン（2008年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時13歳）と交配したカタズオノンデが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）小倉牧場。戦績は、地方20戦2勝2着3回。2011年の岩手ダービーダイヤモンドカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小倉牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

菅原右吉厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2010年）

10月10日、デビュー戦は菅原勲騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 曇/重）に出走。馬体重は440kg。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエビスワンダフルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月17日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のシュクモモコを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月14日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の南部駒賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったグランプリボーイに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

12月12日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦の寒菊賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

3歳（2011年）

1月8日、中3週で迎えた6戦目は、3歳B1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

5月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、3歳戦のがんばろう田野畑（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた8戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた9戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の岩手ダービーダイヤモンドカップ（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったベストマイヒーローに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月13日、中3週で迎えた10戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦のサファイア賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の全国犬ぞりフェスティバルレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

9月19日、中3週で迎えた13戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、夏油温泉天狗の岩レース（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた14戦目は、横手Bグルメよこまき。レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマアーラウをアタマ差振り切って2勝目を手に入れた。

10月24日、中2週で迎えた15戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた16戦目は、一般B2四（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

12月30日、中6週で迎えた17戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三十四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

4歳（2012年）

1月20日、中2週で迎えた18戦目は、遠藤健太騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四十五（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

2月16日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1600m 内回り雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で遠藤健太騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。