コスモダッシュ（2006年生、母バクシンクリーク）

コスモダッシュ（2006年3月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋驀進」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時12歳）と交配したバクシンクリークが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は坂元芳春。戦績は、中央平地4戦0勝、地方32戦10勝2着7回。主な勝ち鞍は2010年の四万十沈下橋巡り特別(一般C1-1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂元芳春から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、坂元芳春から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって378万円で落札された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

8月2日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は418kg。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びあぐねて17着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

3歳（2009年）

2月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

3月26日、中5週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイト菜の花特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

5月15日、中6週で迎えた6戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のモティフを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月30日、中1週で迎えた7戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月5日、連闘で迎えた8戦目は、高橋利幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のファンドリプライドを3/4馬身振り切って制した。

6月13日、連闘で迎えた9戦目は、森井美香騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のクニノテンジンをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

7月12日、中1週で迎えた11戦目は、一般E4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は高橋利幸騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

7月19日、連闘で迎えた12戦目は、一般Eロ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋利幸騎手（2戦1勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコスモエコロジーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

7月24日、連闘で迎えた13戦目は、一般E6（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋利幸騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた14戦目は、一般E4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋利幸騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リワードブライトンに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月21日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、一般E5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋利幸騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月28日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた16戦目は、一般Eロ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋利幸騎手（6戦1勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、セイウンタイヨウに3/4馬身交わされて2着に敗れた。

9月4日、連闘で迎えた17戦目は、目迫大輔騎手を鞍上に迎えて、一般E3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リワードブライトンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月12日、連闘で迎えた18戦目は、真弥ちゃん七五三特別（高知ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアデーヤに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月27日、中1週で迎えた19戦目は、土佐はし拳特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は高橋利幸騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

10月3日、連闘で迎えた20戦目は、一般Eロ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋利幸騎手（8戦1勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、セイウンタイヨウにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月18日、中1週で迎えた21戦目は、モネの庭特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサインオブガッツに2馬身半の差をつけて制した。

11月1日、中1週で迎えた22戦目は、一般D5（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（4戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のフジヤマロバリーをアタマ差振り切って雨下の大混戦を制した。

11月14日、中1週で迎えた23戦目は、一般D4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（5戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のホリエモンに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月19日、中4週で迎えた24戦目は、愛媛県いしづち特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（6戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

4歳（2010年）

1月2日、中1週で迎えた25戦目は、eConomy2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（7戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

1月9日、連闘で迎えた26戦目は、一般Cハ Dイ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（8戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、セトノアサートにクビ差交わされて2着に甘んじた。

1月29日、中2週で迎えた27戦目は、土佐海援隊杯特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は高橋利幸騎手（9戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

2月7日、連闘で迎えた28戦目は、一般Dイ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（9戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、リンクスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月28日、中2週で迎えた29戦目は、一般C6（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（10戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

3月7日、連闘で迎えた30戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、福山・高知連携桝屋清右衛門シリーズ一戦（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月9日、中4週で迎えた31戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（11戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハーバータウンに3馬身の差をつけて制した。

4月25日、中1週で迎えた32戦目は、ウミウシ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は高橋利幸騎手（10戦1勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた33戦目は、一般C1-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（12戦7勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のセイセイコウに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月30日、中1週で迎えた34戦目は、室戸びわ特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は目迫大輔騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた35戦目は、四万十沈下橋巡り特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は高橋利幸騎手（11戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のデュヴァルに3馬身の差をつけて優勝

7月3日、中2週で迎えた36戦目は、琴吹紬誕生日記念特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（13戦8勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。