アポロフォルス（2001年生、母ベリーズ）

アポロフォルス（2001年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋チャンスの神（ギリシャ神話）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時14歳）と交配したベリーズが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は多田正弘。戦績は、中央平地8戦0勝、地方24戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の一般B3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、多田正弘から「北海道8月市場サラブレッド1歳」と「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

1月11日、デビュー戦はD.バルジュー騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.バルジュー騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

4月3日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

5月30日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた6戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい16着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた8戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた9戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のバブリングブライドに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2005年）

4月4日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のユウコチャンをクビ差振り切って休養明け初戦をモノにした。

4月25日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモリユウベンチャーに2馬身半の差をつけて優勝

5月23日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

6月4日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月3日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、タイムチャレンジレース（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のムラテツモーリに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月16日、中1週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた15戦目は、一般B3（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で陶文峰騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた16戦目は、一般B3（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で陶文峰騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクリエイティブパワに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月21日、中2週で迎えた17戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で陶文峰騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタケデンハヤカゼを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で陶文峰騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

9月17日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、区界特別（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で陶文峰騎手（9戦4勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた20戦目は、一般B2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で陶文峰騎手（10戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマイネルテンプター決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

10月31日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で陶文峰騎手（11戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月10日、中5週で迎えた22戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、タイムチャレンジレース（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

5歳（2006年）

1月9日、中3週で迎えた23戦目は、賞金ハンデレース（水沢ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（12戦4勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、一般B1（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（13戦4勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた25戦目は、一般B1（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（14戦4勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた26戦目は、一般B1（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（15戦4勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

5月4日、中0週で迎えた27戦目は、一般B1 B2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（16戦4勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた28戦目は、一般B1 B2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で陶文峰騎手（17戦4勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた29戦目は、みなづき賞（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で陶文峰騎手（18戦4勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた30戦目は、一般B1 B2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で陶文峰騎手（19戦4勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

8月20日、中7週で迎えた31戦目は、一般B1 B2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で陶文峰騎手（20戦4勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

9月18日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、JBCカウントダウン45（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。