クインズリケサス（2012年生、母アシヤマダム）

クインズリケサス（2012年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋富（西）」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時9歳）と交配したアシヤマダムが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は戸川牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方30戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は2016年の一般B2-3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、戸川牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

5月24日、デビュー戦は難波剛健騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場なく15着に終わった。

7月16日、中7週で迎えた2戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、名水の郷きょうごく賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた3戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上C4-6（門別ダート1200m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で亀井洋司騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドザタッチを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

9月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で亀井洋司騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた7戦目は、天馬街道賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で亀井洋司騎手（4戦1勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で亀井洋司騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で亀井洋司騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

11月22日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヤマカツセレーヌを3/4馬身捉え切れず2着となった。

12月6日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2九（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトゥーランドットに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

12月13日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマニエルトウショウに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2016年）

3月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、げんぞまいり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

4月5日、連闘で迎えた14戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したカワキタカスタマーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4月19日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で畑中信司騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジョウテンオリーヴに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月3日、中1週で迎えた16戦目は、九谷茶碗まつり特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で畑中信司騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ジョウノチェリーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

5月17日、中1週で迎えた17戦目は、熊本地震被災者支援特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で畑中信司騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウナギサを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

5月29日、中1週で迎えた18戦目は、苺一会賞（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で畑中信司騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

6月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、ビッグゴールドSC杯（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で畑中信司騎手（9戦2勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた20戦目は、熊本地震被災地復興支援（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で畑中信司騎手（10戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったタイキガラハッドに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月10日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2-3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で畑中信司騎手（11戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい6着に敗れた。

7月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、一般B2-4（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で畑中信司騎手（12戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったハヤグリーヴァにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

8月9日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた23戦目は、曽々木大祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で畑中信司騎手（13戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

8月23日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた24戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で畑中信司騎手（14戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のコトノツヅミネに3馬身の差をつけて優勝

9月4日、中1週で迎えた25戦目は、千枚田結婚式特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で畑中信司騎手（15戦3勝）。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2二（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で畑中信司騎手（16戦3勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

9月25日、連闘で迎えた27戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で畑中信司騎手（17戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた28戦目は、能と歌舞伎賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で畑中信司騎手（18戦3勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた29戦目は、高岡味処なおちゃん記念（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で畑中信司騎手（19戦3勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた30戦目は、一般B1四（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は21戦連続で畑中信司騎手（20戦3勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた31戦目は、塚本弘隆騎手を鞍上に迎えて、金沢城・兼六園特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。