タガノムゲン(2002年生、母リッショウドリーム)
Tagano Mugen
2002.03.07
タガノムゲン(2002年3月7日)は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+無限」。毛色は栗毛。種牡馬のビワタケヒデ(当時7歳)と交配したリッショウドリームが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は(株)松浦牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方32戦8勝2着6回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上D5三。
経歴
デビュー前
松田博資厩舎(栗東)へ入厩。
3歳(2005年)
5月1日、デビュー戦は橋本美純騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利(京都ダート1800m 曇/良)に出走。馬体重は486kg。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。
5月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利(中京ダート1700m 曇/良)に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手(1戦0勝)。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に敗れた。
9月4日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利(小倉ダート1700m 晴/良)に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。
9月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利(阪神ダート1800m 晴/良)に出走。鞍上は橋本美純騎手(2戦0勝)。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。
12月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D5三(園田ダート1400m 晴/良)に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤマカツアイガーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。
4歳(2006年)
1月2日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上D1一(園田ダート1400m 曇/良)に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手(1戦1勝)。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、イブキシントイスモに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。
1月19日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C6一(園田ダート1230m 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手(2戦1勝)。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。
2月2日、中1週で迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C7三(園田ダート1400m 晴/不良)に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。
3月28日、中7週で迎えた9戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2(金沢ダート1400m 晴/良)に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るデピュティジャパンを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って2勝目をつかんだ。
4月9日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1-3(金沢ダート1500m 晴/重)に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手(1戦1勝)。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
4月23日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1-3(金沢ダート1400m 曇/重)に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手(2戦1勝)。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したノーザンスズカを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。
5月21日、中3週で迎えた12戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2(金沢ダート1400m 晴/重)に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
6月4日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1-3(金沢ダート1500m 晴/良)に出走。鞍上は加藤和義騎手(3戦1勝)。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアニマートを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。
6月18日、中1週で迎えた14戦目は、シリウス特別(金沢ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手(4戦1勝)。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。
7月2日、中1週で迎えた15戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3(金沢ダート1400m 曇/不良)に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレオスペクターを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。
7月18日、中1週で迎えた16戦目は、シリウス特別(金沢ダート1500m 雨/不良)に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手(1戦0勝)。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。
7月30日、中1週で迎えた17戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2(金沢ダート1300m 晴/重)に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のホーエイトップをハナ差振り切って制した。
9月5日、中4週で迎えた18戦目は、一般B4-2(金沢ダート1500m 曇/稍重)に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手(1戦1勝)。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。
9月19日、中1週で迎えた19戦目は、一般B4-3(金沢ダート1400m 曇/不良)に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手(2戦1勝)。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
10月3日、中1週で迎えた20戦目は、一般B4-2(金沢ダート1500m 晴/重)に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手(3戦1勝)。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。
10月15日、中1週で迎えた21戦目は、心春誕生記念(金沢ダート1500m 晴/良)に出走。鞍上は5戦連続で前野幸一騎手(4戦1勝)。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。
10月31日、中1週で迎えた22戦目は、一般B4-3(金沢ダート1500m 晴/良)に出走。鞍上は6戦連続で前野幸一騎手(5戦1勝)。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナゴミヒーローを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って優勝
11月14日、中1週で迎えた23戦目は、楓特別(金沢ダート1400m 曇/稍重)に出走。鞍上は7戦連続で前野幸一騎手(6戦2勝)。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。
11月28日、中1週で迎えた24戦目は、三色菫特別(金沢ダート1700m 曇/不良)に出走。鞍上は8戦連続で前野幸一騎手(7戦2勝)。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。
12月24日、中3週で迎えた25戦目は、能登島・民宿「浜の会」杯(金沢ダート1400m 晴/重)に出走。鞍上は9戦連続で前野幸一騎手(8戦2勝)。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に敗れた。
5歳(2007年)
1月3日、中0週で迎えた26戦目は、福梅特別(金沢ダート1400m 晴/重)に出走。鞍上は10戦連続で前野幸一騎手(9戦2勝)。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。
4月9日、約3か月の休養明けで迎えた27戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般B2-3(金沢ダート1400m 曇/良)に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンタイアンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。
4月23日、中1週で迎えた28戦目は、芝桜特別(金沢ダート1400m 曇/不良)に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手(1戦1勝)。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。
5月20日、中3週で迎えた29戦目は、一般B2-2(金沢ダート1500m 曇/不良)に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手(2戦1勝)。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアローイモンを上がり0位の末脚で半馬身差し切って6勝目を挙げた。
6月3日、中1週で迎えた30戦目は、一般B1-2(金沢ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手(3戦2勝)。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のホネマデアイシテをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。
6月18日、中1週で迎えた31戦目は、あじさい特別(金沢ダート1700m 曇/良)に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手(4戦3勝)。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスクデットキングを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。
7月16日、中3週で迎えた32戦目は、べにばな特別(金沢ダート1700m 曇/不良)に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手(5戦3勝)。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい6着に敗れた。
7月29日、中1週で迎えた33戦目は、あさがお特別(金沢ダート1500m 曇/良)に出走。鞍上は7戦連続で吉田晃浩騎手(6戦3勝)。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフェスティブドパリを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。
9月2日、中4週で迎えた34戦目は、粂川京利騎手を鞍上に迎えて、キャッツアイ特別(金沢ダート1400m 曇/良)に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。
9月24日、中2週で迎えた35戦目は、葉月賞(金沢ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は吉田晃浩騎手(7戦3勝)。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るテンエイゴールドを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。
9月30日、連闘で迎えた36戦目は、キャツアイ特別(金沢ダート1700m 雨/不良)に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手(8戦4勝)。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。