セントバニヤン（2004年生、母エキセントリック）

セントバニヤン（2004年5月16日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「母名の一部＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のテイエムオペラオー（当時8歳）と交配したエキセントリックが11歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）松浦牧場。戦績は、中央平地3戦1勝2着1回、地方31戦6勝2着5回。2010年の荒尾そーにゃ速かスプリント(一般A)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

3月24日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホットビスティーに7馬身の差をつけて1位に入線したが、その後5着に降着となった。

8月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたラッシュモア決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月16日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルファトミーに9馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

5歳（2009年）

7月30日、約23か月の休み明けで迎えた4戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、多良岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったテットウテツビから半馬身差の2着に敗北した。

8月27日、中3週で迎えた5戦目は、観音岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月14日、中6週で迎えた6戦目は、松島慧騎手を鞍上に迎えて、かんなづき特別（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた7戦目は、火の国賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松島慧騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた8戦目は、金峰山カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松島慧騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた9戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松島慧騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムモッコスから2馬身半差の2着となった。

12月16日、中1週で迎えた10戦目は、筒ヶ岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松島慧騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムモッコスからハナ差の2着に惜敗した。

6歳（2010年）

1月19日、中4週で迎えた11戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松島慧騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のテットウテツビをハナ差制して久方ぶりに勝ち星を挙げた。

2月2日、中1週で迎えた12戦目は、大観峰カップ（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で松島慧騎手（6戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた13戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で松島慧騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

3月3日、中1週で迎えた14戦目は、新冠特別（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で松島慧騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた15戦目は、地方重賞の大阿蘇大賞典（荒尾ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で松島慧騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月2日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、JNB協賛シリーズ阿蘇高岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で松島慧騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月21日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、市房山カップ（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で松島慧騎手（11戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のワンダーアサールトに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月4日、中1週で迎えた18戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、らくのうマザーズ特別（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったサチノスイーティーから1馬身半差の2着となった。

6月18日、中1週で迎えた19戦目は、KJ3の九州王冠（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた20戦目は、阿蘇中岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で牧野孝光騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月2日、中6週で迎えた21戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で牧野孝光騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた22戦目は、阿蘇根子岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で牧野孝光騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた23戦目は、有明海特別（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で牧野孝光騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月29日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、荒尾そーにゃ速かスプリント（荒尾ダート950m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で牧野孝光騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

11月19日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた25戦目は、RKK特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で牧野孝光騎手（7戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、坪井川カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で牧野孝光騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた27戦目は、和ちゃんカワイイデスヨ杯（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で牧野孝光騎手（9戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のフミノフクヒメに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

7歳（2011年）

1月14日、中1週で迎えた28戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で牧野孝光騎手（10戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったキリシマスピードから3馬身差の2着に敗北した。

2月5日、中2週で迎えた29戦目は、佐賀どこまってんいくスプリント特選（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で牧野孝光騎手（11戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた30戦目は、3939にしてあげる杯（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で牧野孝光騎手（12戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のフミノフクヒメに約14馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。

3月19日、中1週で迎えた31戦目は、佐賀あんびゃーよかスプリント特別（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で牧野孝光騎手（13戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた32戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で牧野孝光騎手（14戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサチノテンマに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月1日、中2週で迎えた33戦目は、シルククリムゾン誕生日記念（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で牧野孝光騎手（15戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月27日、中3週で迎えた34戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で牧野孝光騎手（16戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のサチノテンマに1馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。