マルイチフライト（1998年生、母ハーバアツコ）

マルイチフライト（1998年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニッポーテイオー（当時15歳）と交配したハーバアツコが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は長谷川一男。戦績は、中央平地38戦3勝2着6回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の若戸特別(500万下)。

経歴

デビュー前

内藤繁春厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

1月6日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず14着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた2戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

6月24日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、抜け出したスタイルザモナークを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

8月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エイシンファンシーに交わされて2馬身差の2着となった。

8月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマチカネカネガナルに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月30日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着を確保した。

10月21日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（6戦1勝）。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（7戦1勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

4歳（2002年）

4月20日、約5か月の休み明けで迎えた12戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（8戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（9戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（10戦1勝）。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月20日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（11戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月17日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（12戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、2着となった。

5歳（2003年）

7月5日、約10か月半の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（13戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（14戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で熊沢重文騎手（15戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したトリプレックスにクビ差届かず2着に惜敗した。

8月23日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の若戸特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で熊沢重文騎手（16戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったタニノボルガにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月6日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の門司特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で熊沢重文騎手（17戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したカイガイポリスワンを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月4日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で熊沢重文騎手（18戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のオモシロイを半馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

6歳（2004年）

11月28日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で熊沢重文騎手（19戦2勝）。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず12着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた25戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

7歳（2005年）

1月15日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（20戦2勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

3月6日、中6週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた28戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。12着に敗れた。

5月1日、中4週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

7月17日、中4週で迎えた32戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（21戦2勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上500万下の若戸特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（22戦2勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のヒミノハードに5馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

9月24日、中3週で迎えた35戦目は、3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（23戦3勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた37戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（24戦3勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた38戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のドンカスターカップ（京都芝1800m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた39戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。