アンペラトリス(2007年生、母レディーシップ)
Imperatrice
2007.04.11
アンペラトリス(2007年4月11日)は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「皇后(仏)」。毛色は栗毛。種牡馬のオペラハウス(当時19歳)と交配したレディーシップが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は(有)サンシャイン牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方27戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年のシリウス賞(一般B1)。
経歴
デビュー前
柴田政人厩舎(美浦)へ入厩。
2歳(2009年)
11月7日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬(東京芝1600m 晴/良)に出走。馬体重は460kg。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったアプリコットフィズに詰め切れず、4馬身差の2着となった。
3歳(2010年)
12月2日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九(大井ダート1500m 内回り 曇/稍重)に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。
12月28日、中3週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた3戦目は、一般C2六七(大井ダート1600m 内回り 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手(1戦0勝)。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。
4歳(2011年)
2月3日、中4週で迎えた4戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二(大井ダート1600m 内回り 晴/良)に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。
2月21日、中2週で迎えた5戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のスズガモ賞(船橋ダート1500m 曇/重)に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
6月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた6戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、なでしこ特別(門別ダート1700m 晴/良)に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。
6月29日、中2週で迎えた7戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、アガパンサス特別(門別ダート1700m 晴/良)に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。
7月13日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3-2(門別ダート1700m 晴/良)に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手(1戦0勝)。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。
8月11日、中3週で迎えた9戦目は、うまレターサマー特別(門別ダート1200m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手(2戦0勝)。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に敗れた。
8月23日、中1週で迎えた10戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、菩提樹特別(門別ダート1000m 雨/不良)に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。
9月6日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-1(門別ダート1000m 雨/重)に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手(3戦0勝)。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたキングテースト決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。
10月26日、中6週で迎えた12戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、一般C2-1(門別ダート1000m 曇/重)に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。
11月1日、連闘で迎えた13戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、JAしずない太陽の瞳賞(門別ダート1700m 晴/良)に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。
11月15日、中1週で迎えた14戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、アロエ賞(門別ダート1200m 曇/良)に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
5歳(2012年)
1月24日、中9週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた15戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三(園田ダート1400m 曇/重)に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。
2月15日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2一(園田ダート1400m 曇/不良)に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手(1戦0勝)。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。
2月29日、中1週で迎えた17戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一(園田ダート1400m 晴/不良)に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったゴッドプロスパーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
3月14日、中1週で迎えた18戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一(園田ダート1400m 晴/稍重)に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のチェリーボストンに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。
4月10日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上C1二(園田ダート1400m 曇/良)に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手(1戦1勝)。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のプリティベベに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。
5月6日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた20戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、砂鉄川レース(水沢ダート1600m 小雨/不良)に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のインピースに1馬身半の差をつけて3勝目を収める
6月4日、中3週で迎えた21戦目は、アンタレス賞(盛岡芝1700m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手(1戦1勝)。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
7月14日、中5週で迎えた22戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、FM岩手杯(盛岡芝1000m 曇/稍重)に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
7月30日、中1週で迎えた23戦目は、レインボーカップ(盛岡芝1600m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手(1戦0勝)。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったカズノトウショウにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。
9月10日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、花巻 大迫あんどんレース(水沢ダート1600m 晴/良)に出走。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず3着に敗れた。
9月22日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた25戦目は、ハーベストカップ(盛岡芝1000m 晴/稍重)に出走。鞍上は山本聡哉騎手(2戦0勝)。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。
10月8日、中1週で迎えた26戦目は、メイセイオペラメモリアル(盛岡芝1700m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手(3戦0勝)。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るライトマッスルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて制した。
10月22日、中1週で迎えた27戦目は、シリウス賞(盛岡芝1700m 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手(4戦1勝)。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のケンブリッジヒーロに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。
11月4日、中1週で迎えた28戦目は、秋嶺賞(盛岡芝1700m 曇/良)に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手(5戦2勝)。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドリームスナイパーに6馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。
6歳(2013年)
4月7日、約5か月の休養明けで迎えた29戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下(阪神芝2000m 曇/良)に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。
5月19日、中5週で迎えた30戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下(新潟芝1600m 外回り 曇/良)に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。
6月8日、中2週で迎えた31戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下(阪神芝1600m 外回り 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手(1戦0勝)。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。
9月17日、約3か月半の休養明けで迎えた32戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下(阪神芝1800m 外回り 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手(2戦0勝)。17頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。
10月26日、中5週で迎えた33戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下(新潟芝1600m 外回り 曇/稍重)に出走。鞍上は4戦連続で荻野琢真騎手(3戦0勝)。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。