ケンブリッジヒーロ（2008年生、母バイオレントムーヴ）

ケンブリッジヒーロ（2008年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋英雄」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時16歳）と交配したバイオレントムーヴが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）タニグチ牧場。戦績は、中央平地26戦1勝2着1回、中央障害3戦0勝、地方15戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

星野忍厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

1月9日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

1月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

7月3日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

8月22日、中3週で迎えた5戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のビーマイアズサを半馬身振り切って初白星を挙げた。

9月23日、中4週で迎えた6戦目は、3歳（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブライトンイーグルをクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

11月16日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2七八（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた9戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を爆発させて、最後は2着のヘッズに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2012年）

1月11日、中4週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（4戦2勝）。11頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のサイゴンプリンスをハナ差振り切って制した。

3月3日、中5週で迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

4月10日、中4週で迎えた13戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、エイプリルスター賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた14戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ皐月賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6月17日、中5週で迎えた15戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の舞子特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

7月22日、中4週で迎えた16戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月5日、中1週で迎えた17戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

10月22日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、シリウス賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったアンペラトリスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

11月11日、中2週で迎えた20戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のアブマーシュに1馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

11月25日、中1週で迎えた21戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月24日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

5歳（2013年）

1月13日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた25戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず10着に敗れた。

3月31日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったツインクルスターに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

4月14日、中1週で迎えた28戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

11月16日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた30戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた31戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の高砂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6歳（2014年）

3月30日、約3か月半の休養明けで迎えた32戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の岡崎特別（中京芝1200m 雨/不良）に出走。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

5月10日、中5週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月31日、約4か月の休養明けで迎えた34戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天草特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（2戦0勝）。17頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

10月4日、中4週で迎えた35戦目は、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

12月14日、中9週で迎えた36戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。14着に敗れた。

7歳（2015年）

2月1日、中6週で迎えた37戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月22日、中6週で迎えた38戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月3日、中5週で迎えた39戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。15着に終わった。

6月4日、中4週で迎えた40戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、えんどう賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

6月11日、連闘で迎えた41戦目は、蹄鉄賞（名古屋ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったエスペラールに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月17日、連闘で迎えた42戦目は、MARINN10周年記念杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ベルベットメドウに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

6月25日、連闘で迎えた43戦目は、あぶみ賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた44戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。