サンドジョーカー（2017年生、母テールバインダー）
Sand Joker
2017.03.04
サンドジョーカー（2017年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「砂の切り札。父同様にダート戦線を盛り上げてほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のスマートファルコン（当時12歳）と交配したテールバインダーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は船越牧場。主な勝ち鞍は2020年の一般C3-6。
経歴
デビュー前
YGGオーナーズクラブにて総額1,200万円（1.2万×1000口）で一口馬主が募集された。
高橋康之厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2019年）
12月22日、デビュー戦は荻野極騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は510kg。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、6着を確保した。
3歳（2020年）
2月29日、中9週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。
4月12日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。
5月17日、中4週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に敗れた。
6月28日、中5週で迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。
7月19日、中2週で迎えた6戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。
8月15日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。
9月21日、中4週で迎えた8戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したネオアマゾネスを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。
10月11日、中2週で迎えた9戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3 24（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエルサフィーロを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。
10月25日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3 17（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトウカイマナに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。
11月7日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3 14（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のレジェンドパワーをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。
11月29日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のホウオウエックスを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。
12月13日、中1週で迎えた13戦目は、スイセン特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。
12月27日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3-6（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジコウキに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。
4歳（2021年）
1月11日、中1週で迎えた15戦目は、hihinに感謝特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。
1月24日、中1週で迎えた16戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、一般C2-5（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したキングジャガーにクビ差届かず2着に甘んじた。
2月7日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（7戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。
2月28日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったトライゾンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
3月14日、中1週で迎えた19戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、浅春特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。
8月28日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた20戦目は、一般C2-8（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（9戦5勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて6着に敗れた。
9月11日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2-7（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（10戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のカナデルスターに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
10月16日、中4週で迎えた22戦目は、寒露特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（11戦6勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。
10月30日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（12戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。
11月13日、中1週で迎えた24戦目は、晩秋特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。
11月27日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったアイメイドイットに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。
5歳（2022年）
2月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のスリーポイントに1馬身半の差をつけて制した。
3月22日、中4週で迎えた27戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトップフェイスに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。
4月11日、中2週で迎えた28戦目は、馬い!甘い!すもと新タマネギ食べてな（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、伸びてきたハイガーデン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。
9月12日、約5か月の休み明けで迎えた29戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーロファーストに5馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。
10月11日、中3週で迎えた30戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴープラチナムを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って断然の支持に応えた。
6歳（2023年）
1月16日、約3か月の休養明けで迎えた31戦目は、ポルックススプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るレムリアンシードを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って単勝一倍台の評価に応えた。
2月9日、中2週で迎えた32戦目は、一般C1二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。
4月13日、中8週で迎えた33戦目は、馬い!八丈レモン発売記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のヴァーユに4馬身の差をつけて制した。
11月29日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた34戦目は、馬い!淡路玉ねぎうしろ農園発売記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。
12月19日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた35戦目は、一般C1二三（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。
7歳（2024年）
1月1日、中1週で迎えた36戦目は、四扇賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（6戦4勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。
1月15日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた37戦目は、ポルックススプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（7戦4勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
デビュー前
YGGオーナーズクラブにて総額1,200万円（1.2万×1000口）で一口馬主が募集された。
新井清重厩舎（船橋）へ入厩。
2月19日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた38戦目は、春告草特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。
3月4日、中1週で迎えた39戦目は、一般C1六七（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のゴーストバスターに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。