マイネルヘルシャー（2003年生、母ワッキープリンセス）

マイネルヘルシャー（2003年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋君主、支配者（独）」。毛色は栗毛。種牡馬のボストンハーバー（当時9歳）と交配したワッキープリンセスが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マークリ牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方23戦11勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の一般A2。

経歴

デビュー前

当歳のとき、マークリ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場され、ビッグレッドファームによって1,575万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額2,200万円（22万×100口）で一口馬主が募集された。

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

6月3日、デビュー戦は高野和馬騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は520kg。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

6月25日、中2週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

8月15日、中6週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた3戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた4戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビービーリワードに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月4日、連闘で迎えた5戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のファニーチックに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカワキタイグアスに5馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

10月2日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサーリアルに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月16日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るグローリロッチを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月30日、中1週で迎えた9戦目は、中津川特別（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で関本淳騎手（5戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたヤクモコンドル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月19日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で関本淳騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモエレマズルに1馬身1/4の差をつけて6勝目を手中に収めた。

12月3日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、一般B3（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は8戦連続で関本淳騎手（7戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウイナーワンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて7勝目をつかんだ。

4歳（2007年）

3月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた12戦目は、一般B1 B2（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で関本淳騎手（8戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモエレタキシードに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月15日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた13戦目は、一般B1（水沢ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で関本淳騎手（9戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレオハヤテに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月30日、中1週で迎えた14戦目は、エイプリルカップ（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で関本淳騎手（10戦9勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤマトスピリットに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月20日、中2週で迎えた15戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で関本淳騎手（11戦10勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るメタモルキングを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月1日、中5週で迎えた16戦目は、一般A2（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で関本淳騎手（12戦11勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

8月15日、中5週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた17戦目は、JA岩手ふるさと奥州牛杯（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で関本淳騎手（13戦11勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた18戦目は、一般A2二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で関本淳騎手（14戦11勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた19戦目は、一般A2二（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で関本淳騎手（15戦11勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月11日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた20戦目は、JA江刺牛杯（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で関本淳騎手（16戦11勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に敗れた。

12月16日、中4週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた21戦目は、一般A2三（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は18戦連続で関本淳騎手（17戦11勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月30日、中1週で迎えた22戦目は、一般A2三（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は19戦連続で関本淳騎手（18戦11勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

5歳（2008年）

1月14日、中1週で迎えた23戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は20戦連続で関本淳騎手（19戦11勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

3月23日、中9週で迎えた24戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般A三（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた25戦目は、一般A二（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。