第164回 天皇賞（秋） (G1)

レース展開

カイザーミノルが全馬を引っ張る展開、そのあとを進むトーセンスーリヤとグランアレグリア

前に出たのはカイザーミノル。後続との差を1馬身ほど確保して馬群を引っ張っていく。2番手にトーセンスーリヤとグランアレグリアが並ぶ。続いて、ポタジェとカレンブーケドールが4番手の好位につける。その1馬身後ろ、エフフォーリアは中団前目。ラストドラフトとヒシイグアスは中団馬群の真ん中あたりを併走。コントレイルは中団後方の位置取り。その後ろ、サンレイポケットが10番手。そのすぐ後ろ、モズベッロとムイトオブリガードが11番手。その2馬身以上後ろ、ユーキャンスマイルは後方4番手に待機して他馬の様子を見ながらの競馬。後方3番手でジックリと運ぶのはワールドプレミア。後方2番手の位置でひっそりと力を温存するのはペルシアンナイト。少し離れたシンガリにカデナがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（秋）、エフフォーリアが力強い末脚を炸裂させて天皇賞馬の称号を手にする

先頭はカイザーミノルでリードは半馬身。2番手にグランアレグリアが続く。その直後、トーセンスーリヤ、ポタジェ、カレンブーケドールらが3番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、中団前目にいたエフフォーリアが鬼脚を爆発させて先頭に立ち、最後は後続に1馬身の差をつけて勝利を収めた。2着には、中団の位置から卓抜した伸び脚で追い上げた1番人気のコントレイルが続き、2着とクビ差の3着には、2番手の位置からパワフルな末脚を繰り出した2番人気のグランアレグリアが入った。そこから1馬身3/4遅れた4着には、中団前目で直線を迎えたサンレイポケットが入線、さらに1馬身3/4差の5着には、中団にいたヒシイグアスが食い込んだ。