第101回 京都記念 (G2)

レース展開

シルクフェイマスが隊列を先導、そのすぐ後ろにアイポッパーとトウカイエリートが取り付く

シルクフェイマスがハナに立つ恰好となり、リードを1馬身ほど保ってレースを引っ張っていく。2番手にアイポッパーとトウカイエリートが並ぶ。そのすぐ後ろ、センカクとアドマイヤフジが4番手の好位につける。その1馬身後ろ、タイキマドレーヌ、トウショウナイト、ヴィータローザ、トウカイトリックらは中団やや前。ドリームパスポートは中団馬群の真ん中を追走。アドマイヤオーラは中団後方の位置。エーティーボスとフサイチホウオーは後方4番手に控えて前方各馬の出方をうかがう。後方3番手で腰を据えて折り合い重視で運ぶのはダークメッセージ。2馬身以上空いて、後方2番手の位置でひっそりと末脚を温存するのはウオッカ。少し離れたどん尻にサンバレンティンがいる隊列で最初のコーナーを通過。

京都記念、アドマイヤオーラが中団後方から鋭さ光る差し脚を繰り出して前方の各馬をまとめて交わす

先頭はシルクフェイマスでリードは2馬身以上。単独の2番手にセンカクが続く。その後ろ、タイキマドレーヌ、トウショウナイト、アイポッパー、トウカイエリートらが3番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、先行馬がなかなか止まらない中、7番手から抜け出したのはアドマイヤフジ。そのまま押し切る態勢だったが、中団にいた1番人気のアドマイヤオーラが目を見張るような末脚を炸裂させ前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は後続に1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。2着には、中団前目の位置から忍耐力が光る走りを見せたアドマイヤフジが続き、2着とハナ差の3着には、逃げ粘ったシルクフェイマスが入った。そこからハナ差遅れた4着には、中団前目で直線を迎えたドリームパスポートが入線、さらにアタマ差の5着には、好位にいたトウショウナイトが食い込んだ。2番人気のウオッカは後方3番手にいたが末脚弾けず6着に敗れた。