第73回 日本ダービー（東京優駿） (G1)

レース展開

アドマイヤメインが隊列を引き連れる展開、2番手を追走するトップオブツヨシ、フサイチリシャール、ヴィクトリーラン

アドマイヤメインが敢然とにハナを切り、後続との差を1馬身ほど確保して馬群を引っ張っていく。2番手にフサイチリシャール、ヴィクトリーラン、トップオブツヨシらが並ぶ。そのあと、メイショウサムソン、トーホウアラン、アペリティフらが5番手の好位につける。その1馬身後ろ、スーパーホーネットとサクラメガワンダーは中団やや前。ロジックは中団馬群の真ん中あたりを追走。フサイチジャンクは中団後方の位置取り。その後ろ、マルカシェンク、アドマイヤムーン、ナイアガラらが12番手。ドリームパスポートは後方4番手で前方各馬をうかがいながらの競馬。後方2番手の位置でじっとしているのはパッシングマークとジャリスコライト。最後方にエイシンテンリューがいる隊列で最初のコーナーを通過。

東京優駿、メイショウサムソンが好位追走の内容でダービー馬の称号を掴み取る

先頭はアドマイヤメインでリードは体半分。2番手にトップオブツヨシが続く。そのあと、フサイチリシャールとメイショウサムソンが3番手。1馬身離れて、トーホウアランとアペリティフが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、依然として先頭で粘り続けるアドマイヤメイン。そのまま押し切るかに思われたが、好位にいた1番人気のメイショウサムソンが目の覚めるような末脚を炸裂させてアドマイヤメインを交わすと、最後はクビ差先着して勝利を手にした。2着のアドマイヤメインから2馬身差の3着には、後方2番手の位置から切れ味のいい末脚を発揮したドリームパスポートが入った。そこからクビ差遅れた4着には、中団で直線を迎えたマルカシェンクが入線、さらに1馬身1/4差の5着には、中団前目にいたロジックが食い込み、さらにそこから1馬身半差の6着にはアペリティフが入った。2番人気のフサイチジャンクは中団後方にいたが末脚不発で11着に敗れた。