レース展開

ゼセルが馬群を引き連れる展開、2番手の位置にアスタールビー、マルカテノール、スリーケープマンボが続く

端に立ったのはゼセル。後続との差を1馬身ほど保って馬群を先導。2番手にアスタールビー、マルカテノール、スリーケープマンボらが並ぶ。その後ろ、アンブロジオ、ホープフルサイン、メイショウカリンらが5番手の好位につける。その1馬身後ろ、インスピレーション、アリア、ビリーバーらは中団前め。ショウナンアリアナは中団後方の位置取り。スワーヴアーサーは後方5番手に控えて前方各馬の出方をうかがう。後方5番手で腰を据えて折り合いに専念するのはサンノゼテソーロとエクレアスパークル。その2馬身以上後ろ、後方2番手の位置で息を潜めて脚をタメるのはザイツィンガー。少し離れたしんがりにシュエットヌーベルがいる隊列で最初のコーナーを通過。

TVh杯、ビリーバーが中団前目から鋭さ光る差し脚を繰り出して前方の各馬をまとめて交わす

先頭はアスタールビーでリードは体半分。2番手にゼセルが続く。その直後、アンブロジオ、ホープフルサイン、マルカテノール、スリーケープマンボらが3番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、依然として先頭で粘り続ける2番人気のアスタールビー。そのまま押し切るかに見えたが、中団前目にいたビリーバーがきちんと終いの脚を伸ばしてアスタールビーを差し切ると、最後は半馬身の差をつけて勝利を手に入れた。2着のアスタールビーからクビ差の3着には、後方3番手の位置からキレのある末脚を披露した16番人気のエクレアスパークルが入った。そこからクビ差遅れた4着には、好位で直線を迎えたアンブロジオが入線、さらに半馬身差の5着には、中団前目にいたメイショウカリンが食い込んだ。1番人気のザイツィンガーは後方2番手にいたがあとひと伸びが足りず10着に敗れた。