第9回 ターコイズステークス (G3)

レース展開

フィールシンパシーがハナに立つ形、僅かな差でサーマルウインドが続く

先頭に躍り出たのはフィールシンパシー。半馬身のリードで集団を牽引。2番手にサーマルウインドが続く。続いて、サウンドビバーチェが3番手の絶好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはフィアスプライドとウインピクシス。その1馬身後ろ、ライトクオンタムとコナコーストは中団前寄り。ミスニューヨーク、ソーダズリング、クリノプレミアムらは中団馬群のちょうど真ん中を併走。ルージュスティリアは中団後方の位置取り。ヒップホップソウルとキタウイングは後方4番手に待機して前方各馬の動きを静観。その2馬身以上後ろ、後方3番手でジックリと運ぶのはアナザーリリック。さらにその少し後ろ、後方2番手の位置でじっと我慢して脚を溜めるのはルージュリナージュ。少し離れた最後尾にルージュエクレールがいる隊列で最初のコーナーを通過。

ターコイズS、フィアスプライドが武器である機動力を活かしたセオリー通りの競馬で初の重賞タイトルを獲得

先頭はフィールシンパシーでリードは1馬身。単独の2番手にサーマルウインドが続く。そのあと、ミスニューヨーク、フィアスプライド、サウンドビバーチェらが3番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、依然として先頭で粘り続けるフィールシンパシー。そのまま押し切る態勢だったが、好位にいた1番人気のフィアスプライドがグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は後続に1馬身1/4の差をつけて勝利を物にした。2着には、逃げ粘ったフィールシンパシーが続き、2着とアタマ差の3着には、3番手の位置からジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったミスニューヨークが入った。そこからクビ差遅れた4着には、中団前目で直線を迎えたソーダズリングが入線、さらに3/4馬身差の5着には、同じく中団前目にいた14番人気のライトクオンタムが食い込んだ。2番人気のヒップホップソウルは中団後方にいたが伸びが甘くなり8着に敗れた。