第60回 アルゼンチン共和国杯 (G2)

レース展開

キングオブドラゴンが端を切る形、少し間隔を置いてアフリカンゴールドが続く

先頭を行くのはキングオブドラゴン。リードを2馬身以上確保して集団を引っ張っていく。単独の2番手にアフリカンゴールドが続く。そのあと、ブレークアップが3番手の絶好位につける。その後ろ、テーオーロイヤルとカントルは好位をキープ。先団後ろのポジションに付けたのはヒートオンビートとレッドサイオン。その1馬身後ろ、ディアマンミノルは中団前目。ハーツイストワールとマイネルファンロンは中団馬群の真ん中付近を併走。ラストドラフトは中団後方の位置。その直後、ボスジラが12番手。少し差があって、ユーキャンスマイルとキラーアビリティは後方5番手に待機して虎視眈々と機をうかがう。後方2番手の位置でじっと我慢して力を溜めるのはプレシャスブルー、コトブキテティス、レインカルナティオ。少し離れたしんがりにダンディズムがいる隊列で最初のコーナーを通過。

アルゼンチン共和国杯、ブレークアップが強みである自在性を活かした隙のない立ち回りで重賞ウィナーの称号を手中に収める

先頭はキングオブドラゴンでリードは2馬身以上。単独の2番手にアフリカンゴールドが続く。そのすぐ後ろ、ブレークアップが3番手。その後ろ、テーオーロイヤルとカントルが4番手。1馬身離れて、ディアマンミノル、ヒートオンビート、レッドサイオンらが6番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、絶好位にいたブレークアップが目を見張るような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は後続に1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。2着には、中団前目の位置から物凄い伸び脚で追い上げたハーツイストワールが続き、2着とクビ差の3着には、先行勢の後ろの位置から切れ味抜群の末脚を披露したヒートオンビートが入った。そこからクビ差遅れた4着には、好位で直線を迎えたカントルが入線、さらにハナ差の5着には、中団後方にいたラストドラフトが食い込み、1番人気に推されたテーオーロイヤルは好位から辛抱強く脚を伸ばしたそこからアタマ差の6着に敗れた。2番人気のキラーアビリティは後方5番手にいたがもうひと伸びが足りず8着に敗れた。