第31回 エリザベス女王杯 (G1)

レース展開

シェルズレイが後続を引き連れる形、その少し後ろを追走するライラプス

シェルズレイが単騎で逃げる形となり、後続との差を2馬身以上確保してレースを進める。単独の2番手にライラプスが続く。少し空いて、アサヒライジングとキストゥヘヴンが3番手の好位につける。そこから少し離れたところにアドマイヤキッスとウイングレットが進む。さらに少し間隔を置いて、ディアデラノビアは中団前目。フサイチパンドラは中団馬群の真ん中を追走。ソリッドプラチナムとカワカミプリンセスは中団後方の位置。ヤマニンシュクルとスイープトウショウは後方4番手に控えて前方各馬を見ながらの競馬。後方3番手で腰を据えて折り合い重視で運ぶのはサンレイジャスパー。どん尻にヤマトマリオンとレクレドールがいる隊列で最初のコーナーを通過。

エリザベス女王杯、フサイチパンドラが繰り上がりで優勝

先頭はシェルズレイでリードは5馬身以上。2番手にアドマイヤキッスとアサヒライジングが続く。そのすぐ後ろ、ウイングレット、キストゥヘヴン、フサイチパンドラらが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、先行勢がなかなか止まらない中、4番手から抜け出したのはフサイチパンドラ。そのまま押し切るかに見えたが、中団後方にいた1番人気のカワカミプリンセスが豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は後続に1馬身半の差をつけて1位に入線した。2位には、4番手の位置からしぶとく脚を伸ばしたフサイチパンドラが続き、2位入線馬からクビ差の3位には、後方5番手の位置から強靭な末脚を繰り出した2番人気のスイープトウショウが入った。そこからクビ差遅れた4位には、中団後方で直線を迎えたディアデラノビアが入線、さらにクビ差の5位には、2番手にいたアサヒライジングが食い込んだ。