レース展開

パレスエンペラーが先手を取り、後続との差を1馬身ほど保って馬群を先導。2番手にトウショウジェイドとヴァージリアが並ぶ。その1馬身後ろ、ローテクロイツは中団やや前。ゲイリーファングは中団後方の位置。後方3番手で腰を落ち着けて折り合いをつけるのはセトノアサート。後方2番手の位置で息を潜めて脚をタメるのはエムアイナオキヒメ。どん尻にカイジンドーベルがいる隊列で最初のコーナーを通過。

ファイナルレース、ヴァージリアが持ち前のレースセンスを活かした安定感のある取り口で久々の美酒

先頭はパレスエンペラーでリードは1馬身。単独の2番手にヴァージリアが続く。そのあと、トウショウジェイドが3番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、2番手にいた2番人気のヴァージリアが猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は後続に1馬身の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。2着には、中団前目の位置からビュッと切れる脚で猛進したゲイリーファングが続き、2着と1馬身半差の3着には、逃げ粘ったパレスエンペラーが入った。