除月賞

レース展開

ハキームが後続を率いる展開、その直後を追走するヴィットリオ

ハキームがハナを切る形となり、後続との差を1馬身ほど確保して馬群を引っ張っていく。単独の2番手にヴィットリオが続く。その後ろ、ビービーボヌールが3番手の絶好位につける。続いて、クールテゾーロは好位をキープ。先団後ろのポジションに付けたのはジーガークリスタル。その1馬身後ろ、レーヌベルキスは中団前め。レンベルガーは中団馬群の真ん中を追走。ワンダフルワンダーは中団後方の位置取り。その直後、ロジカロンが9番手。ドリームフォーは後方5番手に控えて機を待つ。アドマイヤドラゴンは後方4番手に待機して他馬の出方をうかがう。後方3番手でジックリと折り合い重視で運ぶのはインヴィジブル。後方2番手の位置でユッタリと構えるのはシゲルシチフクジン。最後尾にリュウノハヤテがいる隊列で最初のコーナーを通過。

除月賞、ヴィットリオが圧倒的なスピードで端に立つと、後続に付け入る隙を与えず鮮やかに逃げ切る

先頭はヴィットリオでリードは1馬身。単独の2番手にビービーボヌールが続く。その後ろ、レーヌベルキスが3番手。そのすぐ後ろ、ドリームフォーが4番手。1馬身離れて、レンベルガーが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、依然として先頭を疾走する2番人気のヴィットリオ。そのままヴィットリオが持久力に富んだ末脚で粘り込み、最後は後続に4馬身の差をつけて勝利を挙げた。2着には、中団後方の位置から勝負根性が光る走りを見せた12番人気のワンダフルワンダーが続き、2着と1馬身差の3着には、2番手の位置から生来のガッツでどうにかこうにかゴールまで走り切った1番人気のビービーボヌールが入った。そこからクビ差遅れた4着には、9番手で直線を迎えたロジカロンが入線、さらに半馬身差の5着には、好位にいた11番人気のドリームフォーが食い込んだ。