第30回 アルゼンチン共和国杯 (G2)

レース展開

ボストンキコウシが隊列を引き連れる形、少し離れた2番手を進むアスカクラウン

ボストンキコウシがハナを奪い、後続を2馬身以上離してレースを牽引。単独の2番手にアスカクラウンが続く。その後ろ、ヘイアンワッスル、エリモパサー、エイシンウイン、メイショウビトリアらが3番手の好位につける。その1馬身後ろ、タイイーグルは中団やや前。ヒガシマジョルカは中団馬群の丁度真ん中を追走。ブリザードは中団後方の位置。トーワタケシバは後方5番手で前方各馬を見ながらの競馬。シャコーグレイドは後方4番手に待機して他馬の様子をうかがいながらの競馬。後方3番手で腰を落ち着けて折り合いに専念するのはタケデンジュニア。後方2番手の位置でひっそりと力をタメるのはミナミノアカリ。少し離れたどん尻にホゲットミーノットがいる隊列で最初のコーナーを通過。

アルゼンチン共和国杯、ミナミノアカリが異次元の決め脚を炸裂させてライバルたちを撫で切り

先頭はボストンキコウシでリードは1馬身。2番手にアスカクラウン、メイショウビトリア、エリモパサーらが続く。そのすぐ後ろ、タイイーグル、ヘイアンワッスル、ヒガシマジョルカ、エイシンウインらが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、9番手から抜け出したのはシャコーグレイド。そのまま押し切るかに見えたが、後方2番手にいたミナミノアカリが凄まじい末脚を爆発させてシャコーグレイドを交わすと、最後はクビ差先着して勝利を収めた。2着のシャコーグレイドから1馬身1/4差の3着には、5番手の位置からパワフルな末脚を繰り出した2番人気のヘイアンワッスルが入った。そこから1馬身3/4遅れた4着には、逃げ粘ったボストンキコウシが入線、さらに1馬身1/4差の5着には、最後方にいたホゲットミーノットが食い込んだ。1番人気のエリモパサーは2番手にいたが失速して9着に敗れた。