第30回 エルムステークス (G3)

レース展開

ウィリアムバローズが集団を引き連れる展開、そのあとにテーオードレフォン、ヴァルツァーシャル、ワールドタキオンが続く

ウィリアムバローズがハナを切る形となり、リードを1馬身ほどキープしてレースを進める。2番手にテーオードレフォン、ヴァルツァーシャル、ワールドタキオンらが並ぶ。その直後、ペリエールが5番手の絶好位につける。その1馬身後ろ、ドゥラエレーデとロードクロンヌは中団やや前。ミッキーヌチバナ、スレイマン、ショウナンライシンらは中団後方の位置。ブライアンセンスは後方4番手に待機して前方各馬をうかがいながらの競馬。後方2番手の位置でユッタリと構えるのはマテンロウスカイとトロヴァトーレ。少し離れた殿にペイシャエスがいる隊列で最初のコーナーを通過。

エルムS、ペリエールが稟賦のレースセンスを駆使した巧妙な立ち回りで2つ目の重賞タイトルをつかむ

先頭はウィリアムバローズでリードは1馬身。単独の2番手にヴァルツァーシャルが続く。そのあと、ペリエールとロードクロンヌが3番手。先行勢から少し離れたところにテーオードレフォンとドゥラエレーデが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、好位にいたペリエールが鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は後続に2馬身半の差をつけてトップでゴールを走り抜けた。2着には、3番手の位置から忍耐力が光る走りを見せた1番人気のロードクロンヌが続き、2着と1馬身差の3着には、中団後方の位置から強靭な末脚を披露したミッキーヌチバナが入った。そこから1馬身3/4遅れた4着には、逃げ粘ったウィリアムバローズが入線、さらにクビ差の5着には、後方2番手にいたペイシャエスが食い込んだ。2番人気のドゥラエレーデは先行勢の後ろにいたがいいところなく7着に敗れた。