福島民報杯 (L)

レース展開

アダムバローズが全馬を先導、その直後を進むマイスタイル

アダムバローズが先陣を切る恰好となり、リードを1馬身ほど保ってレースを引っ張っていく。単独の2番手にマイスタイルが続く。2馬身以上空いて、ラインルーフが3番手の絶好位につける。そこから少し離れたところにパドルウィールとヴォージュが進む。その1馬身後ろ、フェルメッツァは中団前め。ジョルジュサンクは中団馬群の真ん中あたりを追走。ノーブルマーズとシャイニープリンスは中団後方の位置。その直後、ケントオーとストーンウェアが10番手。後方7番手で腰を落ち着けて折り合い重視で運ぶのはピンポン、サトノスティング、レトロロックら3頭。少し差があって、後方2番手の位置で息を潜めて力を溜めるのはマイネルサージュ。少し離れた最後方にショウナンバッハがいる隊列で最初のコーナーを通過。

福島民報杯、マイネルサージュが古馬の底力を顕示する様な迫力満点の走りで久方ぶりの白星

先頭はマイスタイルでリードは体半分。2番手にアダムバローズが続く。そのすぐ後ろ、ラインルーフとヴォージュが3番手。1馬身離れて、ジョルジュサンクとストーンウェアが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、依然として先頭で粘り続ける1番人気のマイスタイル。そのまま押し切るかに見えたが、中団後方にいたマイネルサージュが次元の違う末脚を炸裂させてマイスタイルを交わすと、最後はクビ差先着して勝利を掴み取った。2着のマイスタイルから1馬身差の3着には、先行勢の後ろの位置から切れ味鋭い末脚を発揮したストーンウェアが入った。そこから2馬身半遅れた4着には、好位で直線を迎えたヴォージュが入線、さらにクビ差の5着には、中団にいた16番人気のピンポンが食い込んだ。2番人気のレトロロックは中団前目にいたがいいところなく8着に敗れた。