マイスタイル（2014年生、母ファーストナイナー）

マイスタイル（2014年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「私の生き方」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時13歳）と交配したファーストナイナーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は猪野毛牧場。2019年のマイルチャンピオンシップ(G1)で4着に入った他、2017年の弥生賞(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

11月26日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマスターコードに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2017年）

1月8日、中1週で迎えた3戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダイメイフジを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

3月5日、中2週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。先手を取り、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、カデナに半馬身交わされて2着となった。

4月16日、中5週で迎えた6戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

5月28日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。

9月24日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた9戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り雨/不良）に出走。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを18番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず18着に終わった。

4歳（2018年）

4月15日、約6か月の休み明けで迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、マイネルサージュにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月6日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

6月30日、中7週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の洞爺湖特別（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のカリビアンゴールドに2馬身の差をつけて1番人気に応えた。

7月7日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上1600万下の五稜郭ステークス（函館芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のスティッフェリオに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

8月19日、中5週で迎えた14戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦2勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

11月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスティッフェリオにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月8日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中勝春騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

5歳（2019年）

1月5日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中勝春騎手（7戦2勝）。17頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたパクスアメリカーナ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

2月17日、中5週で迎えた18戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中勝春騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

3月30日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

6月30日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、巴賞（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（9戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

7月14日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた21戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（10戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のマイネルファンロンをクビ差振り切って念願の重賞初制覇を果たした。

10月26日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（11戦3勝）。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた23戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（12戦3勝）。17頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着を確保した。

12月21日、中4週で迎えた24戦目は、G2の阪神カップ（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（13戦3勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい13着に敗れた。

6歳（2020年）

3月1日、中9週で迎えた25戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（14戦3勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

4月4日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

7歳（2021年）

4月3日、約12か月の休み明けで迎えた27戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

5月9日、中4週で迎えた28戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（6戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

8月15日、約3か月半の休み明けで迎えた29戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（7戦0勝）。17頭立ての10番人気で大外17番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

9月12日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

10月30日、中6週で迎えた31戦目は、G2のMBS賞スワンステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（8戦0勝）。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

12月18日、中6週で迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（9戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

8歳（2022年）

1月30日、中5週で迎えた33戦目は、ハンデG3のシルクロードステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（10戦0勝）。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

2022年2月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。