第72回 スプリングステークス (G2)

レース展開

グラニットが端に立つ形、そのすぐ後ろに続くシルトホルン

グラニットがハナを切り、リードを1馬身ほどキープして集団を牽引。単独の2番手にシルトホルンが続く。そのすぐ後ろ、ホウオウビスケッツが3番手の絶好位につける。少し空いて、オールパルフェは好位を奪取。先団後ろのポジションにいるのはドンデンガエシとハウゼ。その1馬身後ろ、ベラジオオペラは中団やや前。メタルスピードとアイスグリーンは中団馬群の丁度真ん中を併走。アヴェッリーノとパクスオトマニカは中団後方の位置取り。ジョウショーホープとセブンマジシャンは後方4番手に待機して機をうかがう。後方2番手の位置でじっとして脚を溜めるのはウィステリアリヴァとトーセンアウローラ。少し離れたシンガリにシーウィザードがいる隊列で最初のコーナーを通過。

スプリングS、ベラジオオペラが捲り気味に進出する積極的な立ち回りで重賞初挑戦初制覇を果たす

先頭はグラニットでリードは2馬身以上。2番手にホウオウビスケッツとシルトホルンが続く。そのすぐ後ろ、オールパルフェが4番手。1馬身離れて、ドンデンガエシ、ベラジオオペラ、パクスオトマニカらが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、2番手から抜け出したのはホウオウビスケッツ。そのまま押し切るかに見えたが、先行勢の後ろにいた2番人気のベラジオオペラがとてつもない末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は後続に1馬身1/4の差をつけて勝利を掴んだ。2着には、2番手の位置から持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたホウオウビスケッツが続き、2着と3/4馬身差の3着には、中団前目の位置からキレのある末脚を繰り出したメタルスピードが入った。そこから半馬身遅れた4着には、逃げ粘ったグラニットが入線、さらに1馬身3/4差の5着には、先行勢の後ろにいたパクスオトマニカが食い込んだ。1番人気のセブンマジシャンは中団後方にいたが伸びきれず6着に敗れた。