第29回 フェブラリーステークス (G1)

レース展開

セイクリムズンが後続を引っ張る展開、半馬身差の2番手を進むトウショウカズン

主導権を奪ったのはセイクリムズン。半馬身のリードでレースを引っ張っていく。2番手にトウショウカズンが続く。そのあと、グランプリボスが3番手の絶好位につける。その直後、トランセンドは好位に収まる。先団後ろのポジションに付けたのはケイアイテンジンとエスポワールシチー。その1馬身後ろ、ダノンカモンは中団やや前。ナイキマドリード、タガノロックオン、ワンダーアキュートらは中団馬群の真ん中を併走。ヤマニンキングリーとライブコンサートは中団後方の位置。後方5番手で折り合いをつけるのはヒラボクワイルドとテスタマッタ。その少し後ろ、後方2番手の位置でひっそりと末脚を温存するのはシルクフォーチュン。最後方にスマイルジャックがいる隊列で最初のコーナーを通過。

フェブラリーS、テスタマッタが弾丸の様な豪脚を見せてダートマイル王の座を射止める

先頭はセイクリムズンでリードは半馬身。2番手にトウショウカズンが続く。そのあと、グランプリボスとトランセンドが3番手。1馬身離れて、ケイアイテンジン、エスポワールシチー、ダノンカモンらが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、後方3番手にいたテスタマッタが別次元の末脚を炸裂させ前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は後続に2馬身の差をつけてトップでゴールインした。2着には、後方2番手の位置から印象的な伸び脚で猛進したシルクフォーチュンが続き、2着と3/4馬身差の3着には、中団前目の位置からパワフルな末脚を発揮した2番人気のワンダーアキュートが入った。そこからハナ差遅れた4着には、先行勢の後ろで直線を迎えたダノンカモンが入線、さらに1馬身差の5着には、同じく先行勢の後ろにいたエスポワールシチーが食い込んだ。1番人気のトランセンドは好位にいたが失速して7着に敗れた。