マダムオリンピア（1993年生、母ローレルオリンピア）

マダムオリンピア（1993年6月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアレミロード（当時10歳）と交配したローレルオリンピアが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地13戦1勝、地方24戦7勝。1997年の黒潮乙女賞(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

12月9日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のヘクターチェリーに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

12月24日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンのシクラメンステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

3歳（1996年）

1月6日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

8月11日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた4戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

9月22日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

4歳（1997年）

2月2日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた7戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

2月15日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた9戦目は、M.ブータン騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の御嶽特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

3月23日、連闘で迎えた11戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた12戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた13戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

7月2日、中9週で馬体重を前走から27kg増やして迎えた14戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、一般C4-1（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトライアムファントに5馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

8月15日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた15戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のクレヴァープリンスに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月13日、中3週で迎えた16戦目は、姫百合特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトラノシーザーに4馬身の差をつけて4勝目を収める

9月22日、連闘で迎えた17戦目は、地方重賞の黒潮乙女賞（高知ダート1900m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のスノーフラワーに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月11日、中2週で迎えた18戦目は、ふじばかま特別（高知ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北野真弘騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた19戦目は、せきれい特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で北野真弘騎手（5戦4勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（1998年）

3月16日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、つくし特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で北野真弘騎手（6戦4勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた21戦目は、龍馬盃（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で北野真弘騎手（7戦4勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた22戦目は、一般B（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で北野真弘騎手（8戦4勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた23戦目は、一般B3（高知ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で北野真弘騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のキャッスルロードに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月17日、中2週で迎えた24戦目は、明神繁正騎手を鞍上に迎えて、ライラック特別（高知ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月27日、中5週で迎えた25戦目は、さくらんぼ特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で明神繁正騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた26戦目は、瑪瑙特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（10戦5勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月28日、中6週で迎えた27戦目は、牝馬限定地方重賞の黒潮乙女賞（高知ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（11戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月3日、中4週で迎えた28戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、黒潮盃（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた29戦目は、楓特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（12戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた30戦目は、一般B2（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（13戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた31戦目は、一般B3（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は明神繁正騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のダイヤキャップをクビ差制して7勝目を手中に収めた。

6歳（1999年）

1月10日、中3週で迎えた32戦目は、福寿草特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（14戦5勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた33戦目は、アメジスト特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（15戦5勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月21日、中5週で迎えた34戦目は、一般B2（高知ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（16戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた35戦目は、一般A3（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（17戦5勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた36戦目は、一般A4（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で北野真弘騎手（18戦5勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のサングルームに1馬身半の差をつけて8勝目をゲットした。

8月7日、約3か月の休養明けで迎えた37戦目は、一般A4（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は明神繁正騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。