デンゲキヒーロー（1999年生、母ジャストァウーマン）

デンゲキヒーロー（1999年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラローレル（当時8歳）と交配したジャストァウーマンが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大北牧場。戦績は、地方35戦16勝2着5回。2003年の東京大賞典(G1)で4着に入った他、2004年の名古屋グランプリ(G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

桜田浩三厩舎（盛岡）へ入厩。

3歳（2002年）

7月29日、デビュー戦は山口俊騎手を鞍上に据えて、3歳C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は526kg。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のトウショウキャノンに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月16日、中2週で迎えた2戦目は、3歳C2（盛岡ダート1200m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山口俊騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のビンゴバッハに3馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

8月26日、中0週で迎えた3戦目は、3歳C1（水沢ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山口俊騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったリヴァオンワードから2馬身半差の2着に敗北した。

9月8日、中1週で迎えた4戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月9日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、3歳C1（水沢ダート1400m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は山口俊騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2003年）

1月3日、中1週で迎えた7戦目は、4歳C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山口俊騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のレッドハヤブサに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

1月11日、連闘で迎えた8戦目は、4歳C1（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口俊騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口俊騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったジュゲムから3/4馬身差の2着となった。

4月21日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口俊騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマツリタイザンから1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月29日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマニンシンバルに1馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

5月11日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた13戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマサキプリンスオーに3馬身の差をつけて制した。

6月9日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のアイアムゴキゲンに7馬身の差をつけて優勝

6月23日、中1週で迎えた15戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、シルバーステッキ賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったジョーアビリティからアタマ差の2着に甘んじた。

7月5日、中1週で迎えた16戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、田沢湖特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた17戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のローラントレバリーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のキタノリーフに6馬身の差をつけて8勝目を手中に収めた。

8月14日、中0週で迎えた19戦目は、パストラルバーデンカップ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた20戦目は、一般B1（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のプロムクイーンに6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月21日、中1週で迎えた21戦目は、一般B1（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアイスハーケンに4馬身の差をつけて10勝目を達成した。

10月4日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、一般B1（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のユーコーボスに約10馬身の大差をつけて勝利を手中に収めた。

10月20日、中1週で迎えた23戦目は、オクトーバーカップ（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のダミスターエースに半馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月2日、中1週で迎えた24戦目は、一般A2（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のジェネラスレディに3/4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月24日、中2週で迎えた25戦目は、地方重賞の北上川大賞典（盛岡ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木忍騎手（5戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るトニージェントを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

12月29日、中4週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた26戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で佐々木忍騎手（6戦6勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5歳（2004年）

4月11日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、まんさく賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木忍騎手（7戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月11日、約6か月の休み明けで迎えた28戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木忍騎手（8戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた29戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木忍騎手（9戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったシルクディヴァインからハナ差の2着に甘んじた。

11月7日、中1週で迎えた30戦目は、地方重賞の北上川大賞典（盛岡ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木忍騎手（10戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた31戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のゲイリートマホークに4馬身の差をつけて勝利数を15に伸ばす

12月23日、中3週で迎えた32戦目は、G2の名古屋グランプリ（名古屋ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。

6歳（2005年）

4月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、まんさく賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月23日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた34戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハヤブサに1馬身の差をつけて勝利数を16に伸ばす

5月5日、中1週で迎えた35戦目は、地方重賞のシアンモア記念（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。