ノーメイク（2003年生、母ビワグッドラック）

ノーメイク（2003年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「化粧をしない」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時5歳）と交配したビワグッドラックが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地11戦0勝、地方14戦6勝2着4回。2007年の兵庫クイーンカップ(牝地方重賞)で2着に入った他、2008年の兵庫牝馬特別(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山本正司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

9月4日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた4戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

3歳（2006年）

9月13日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のボルックス特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた6戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月1日、連闘で迎えた7戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

11月16日、中6週で迎えた8戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイシンテアトルに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月30日、中1週で迎えた9戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のベルシャワーに2馬身半の差をつけて優勝

12月23日、中2週で迎えた10戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

4歳（2007年）

1月21日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

2月10日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず16着に敗れた。

8月5日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松田大作騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

10月16日、中5週で迎えた15戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキャッチアシーフに約10馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月31日、中1週で迎えた16戦目は、ゴールドエッグ賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、リンガスゲームに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月14日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったクインオブクインに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月12日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上B2一（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のメイショウランマルに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5歳（2008年）

1月4日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上B1二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンペールウルトラに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月6日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫牝馬特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたキーポケット決め手に屈して半馬身差の2着となった。

2月21日、中1週で迎えた21戦目は、小野市白雲谷温泉「ゆぴか」特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木村健騎手（6戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウショウサウンドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月18日、中3週で迎えた22戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4月23日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上A2二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、伸びてきたドンコルレオーネ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月15日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた24戦目は、4歳以上A2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（8戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

5月28日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた25戦目は、4歳以上A2一（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（9戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。