クインオブクイン（2002年生、母ハイネスポート）

クインオブクイン（2002年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「女王の中の女王」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時7歳）と交配したハイネスポートが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方53戦14勝2着8回。2008年のエンプレス杯(牝Jpn2)で3着に入った他、2005年のクイーン賞(牝G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、静内坂本牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

松原義夫厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2004年）

9月16日、デビュー戦は岡部誠騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（8）（笠松ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は404kg。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず3着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスピードマニアを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月5日、中2週で迎えた3戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のサラ・プリンセス特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミツアキチーターを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳戦の未勝利馬リバイバル（4）（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサツマオゴジョに3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

12月27日、中4週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミラージェネスを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3歳（2005年）

1月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミツアキトッキューに5馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

3月9日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜口楠彦騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミラージェネスに1馬身半の差をつけて優勝

3月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で浜口楠彦騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のオーナーズチェスに2馬身半の差をつけて5勝目を掴み取った。

4月24日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で浜口楠彦騎手（7戦4勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

6月15日、中6週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G3の関東オークス（川崎ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で浜口楠彦騎手（8戦4勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

7月6日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で浜口楠彦騎手（9戦4勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

8月12日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で浜口楠彦騎手（10戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハツネドオゴを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月31日、中2週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で浜口楠彦騎手（11戦4勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマルヨサンデーを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

10月7日、中4週で迎えた15戦目は、地方重賞の東海菊花賞（名古屋ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で浜口楠彦騎手（12戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のレイナワルツを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

11月3日、中3週で迎えた16戦目は、G1のJBCクラシック（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は14戦連続で浜口楠彦騎手（13戦5勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

12月15日、中5週で迎えた17戦目は、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で浜口楠彦騎手（14戦5勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったグラッブユアハートに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

4歳（2006年）

2月22日、中9週で迎えた18戦目は、牝馬限定G2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で浜口楠彦騎手（15戦5勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた19戦目は、G3の名古屋大賞典（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で浜口楠彦騎手（16戦5勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

4月28日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、地方重賞のオグリキャップ記念（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で浜口楠彦騎手（17戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月20日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた21戦目は、テレビ愛知オープン（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で浜口楠彦騎手（18戦5勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた22戦目は、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で浜口楠彦騎手（19戦5勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

7月12日、中3週で迎えた23戦目は、トワイライトオープン（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で浜口楠彦騎手（20戦5勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

9月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、地方重賞のゴールド争覇（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で浜口楠彦騎手（21戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

11月3日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた25戦目は、G1のJBCクラシック（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で浜口楠彦騎手（22戦5勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

12月6日、中4週で迎えた26戦目は、牝馬限定のハンデG3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は24戦連続で浜口楠彦騎手（23戦5勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

5歳（2007年）

1月3日、中3週で迎えた27戦目は、地方重賞の報知オールスターカップ（川崎ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は25戦連続で浜口楠彦騎手（24戦5勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は26戦連続で浜口楠彦騎手（25戦5勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

2月28日、中4週で迎えた29戦目は、牝馬限定Jpn2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は27戦連続で浜口楠彦騎手（26戦5勝）。12頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた30戦目は、地方重賞のマーチカップ（笠松ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は28戦連続で浜口楠彦騎手（27戦5勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウイニングウインドに2馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

4月4日、中2週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた31戦目は、牝馬限定Jpn3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は29戦連続で浜口楠彦騎手（28戦6勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

4月27日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた32戦目は、地方重賞のオグリキャップ記念（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したウイニングウインドにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月24日、中3週で迎えた33戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、エメラルドオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

6月14日、中2週で迎えた34戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

7月4日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた35戦目は、牝馬限定Jpn3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（29戦6勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

10月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた36戦目は、さざんか特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（30戦6勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず3着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた37戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（31戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のノーメイクに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月5日、中2週で迎えた38戦目は、ターコイズオープン（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（32戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったケイアイフウジンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中2週で迎えた39戦目は、Jpn2の名古屋グランプリ（名古屋ダート2500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（33戦7勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

6歳（2008年）

1月16日、中2週で迎えた40戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜口楠彦騎手（34戦7勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

2月6日、中2週で迎えた41戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫牝馬特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で浜口楠彦騎手（35戦7勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた42戦目は、牝馬限定Jpn2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で浜口楠彦騎手（36戦7勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

3月20日、中2週で迎えた43戦目は、Jpn3の名古屋大賞典（名古屋ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で浜口楠彦騎手（37戦7勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着を確保した。

4月25日、中4週で迎えた44戦目は、地方重賞のオグリキャップ記念（笠松ダート2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で浜口楠彦騎手（38戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、スペシャリストに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月4日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた45戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のステイヤーズカップ（旭川ダート2300m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた46戦目は、ディープインパクト・プレミアム1（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

8月14日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた47戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、サッポロクラシック特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた48戦目は、札幌日経オープン（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

7歳（2009年）

2月13日、約5か月半の休み明けで迎えた49戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのウインター争覇（P）（笠松ダート1900m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた50戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のビッグクラウンに2馬身の差をつけて9勝目を奪取した。

3月13日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた51戦目は、地方重賞のマーチカップ（笠松ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

4月10日、中3週で迎えた52戦目は、地方重賞のスプリング争覇（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のウイニングボールに3馬身の差をつけて10勝目を達成した。

4月29日、中2週で迎えた53戦目は、地方重賞のオグリキャップ記念（笠松ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマヤノグレイシーに1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

6月22日、中7週で迎えた54戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、イーハトーブフォーラムレース（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーホウライデンに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月20日、中3週で迎えた55戦目は、Jpn3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた56戦目は、牝馬限定オープンのフェアリーカップ（盛岡ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサイレントエクセルに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月30日、中3週で迎えた57戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（水沢ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のマツリダワルツに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。