ザンスデヤンス（2006年生、母ホットマイハート）

ザンスデヤンス（2006年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアサティス（当時21歳）と交配したホットマイハートが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）オリエント牧場。戦績は、地方39戦9勝2着3回。2008年のスタチューオブリバティ賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

村上正和厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

5月7日、デビュー戦は小国博行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

5月14日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

6月25日、中5週で迎えた3戦目は、2歳（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のエムザックローマンに半馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月17日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小国博行騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小国博行騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月27日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小国博行騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小国博行騎手（7戦1勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のリューベックに3馬身の差をつけて2勝目を収める

10月2日、中2週で迎えた9戦目は、2歳オープンのスタチューオブリバティ賞（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で小国博行騎手（8戦2勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったワンダフルクエストから3馬身差の2着となった。

10月22日、中2週で迎えた10戦目は、2歳オープンの平取義経特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小国博行騎手（9戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

3歳（2009年）

4月21日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、オオタボスに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月11日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るバルパライソトートを次元の違う末脚で半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

5月31日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のあじさい特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦のはまなす特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

7月20日、中0週で迎えた16戦目は、3歳戦のはまゆう特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアポロジャックに1馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

8月15日、中3週で迎えた17戦目は、涼風特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦2勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた18戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、文京区特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテイエムデンセツに6馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

9月17日、中2週で迎えた19戦目は、爽秋賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（7戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

12月31日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、カウントダウン2010賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のパルジファルをクビ差振り切って6勝目を獲得した。

4歳（2010年）

2月4日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ如月賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

2月16日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた22戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた23戦目は、トゥインクルオープニング賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は有年淳騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた24戦目は、春風特別（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（8戦2勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた25戦目は、ダイヤモンド賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（9戦2勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

5月18日、中3週で迎えた26戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、新緑賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた27戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ水無月賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

10月9日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた28戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、パルス藍住賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた29戦目は、エリダヌス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.ムンロ騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月10日、中2週で迎えた30戦目は、アーバンステージ霜月賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のムーンライトクロスに1馬身3/4の差をつけて7勝目を獲得した。

11月29日、中2週で迎えた31戦目は、オープス磐梯賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5歳（2011年）

2月2日、中8週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた32戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサバスデイをアタマ差振り切ってファンの高評価に応えた。

2月23日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のスズモンスターに1馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

3月16日、中2週で迎えた34戦目は、サンテレビ盃（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた35戦目は、兵庫の特産品特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた36戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A1 A2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた37戦目は、山口シネマ賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた38戦目は、時のふるさと明石特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松平幸秀騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったアンファンユニークに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月15日、中4週で迎えた39戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、飛騨牛カップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。