カリスマサンオペラ（1997年生、母ミホクイーン）

カリスマサンオペラ（1997年5月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時9歳）と交配したミホクイーンが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）岡崎牧場。戦績は、中央平地32戦3勝2着2回。2001年の中山金杯(ハンデG3)に勝利した他、2000年のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別(牝G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

10月10日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

12月11日、中2週で迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイングランドシチーをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2000年）

1月8日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下の梅花賞（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったレガシーアンサーにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

3月4日、中3週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のロードスナイパーを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。

4月8日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したマニックサンデーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月21日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

9月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた12戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた13戦目は、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

11月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 小雨/稍重）に49kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

12月16日、中1週で迎えた16戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

4歳（2001年）

1月5日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のクラフトマンシップをクビ差振り切って待望の重賞初制覇を果たした。

3月10日、中8週で迎えた18戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた19戦目は、エイプリルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（4戦2勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

5月13日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（5戦2勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

10月14日、約5か月の休養明けで迎えた21戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた22戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5歳（2002年）

1月5日、中4週で迎えた24戦目は、ハンデG3の中山金杯（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（6戦2勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた25戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた26戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4月7日、中3週で迎えた27戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、エイプリルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた28戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのメトロポリタンステークス（東京芝2300m 雨/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた29戦目は、L.オールプレス騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

7月7日、中7週で迎えた30戦目は、牝馬限定G3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

8月18日、中5週で迎えた31戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（7戦2勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた32戦目は、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（8戦2勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。