オイワケオウカン（1998年生、母ファインチャチャ）

オイワケオウカン（1998年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時19歳）と交配したファインチャチャが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、地方24戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の初凪特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、日高大洋牧場から「プレミア3歳トレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、橋本中によって735万円で落札された。

寺田新太郎厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2000年）

12月5日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は517kg。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

12月31日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のミノリコウジを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2001年）

1月13日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったアイコマロケットに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦の寒椿特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

4月12日、中7週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

10月5日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

10月31日、中3週で迎えた8戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の週刊ギャロップ賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月11日、中5週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は的場文男騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のゴールデンカロを3/4馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

4歳（2002年）

1月7日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2三（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた11戦目は、神澤和弥騎手を鞍上に迎えて、初凪特別（大井ダート1690m 晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオチャノコに1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

2月12日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1四（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で神澤和弥騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

7月15日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた13戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般B2ロ（上山ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた14戦目は、一般B2イ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムハンターをアタマ差制して4勝目を手に入れた。

8月18日、中2週で迎えた15戦目は、一般B1イ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた16戦目は、一般B（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦1勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた17戦目は、いちやまジンギスカン杯（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小国博行騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のダッシュアウェイに4馬身の差をつけて優勝

9月24日、連闘で迎えた18戦目は、佐野文俊28歳誕生日記念（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小国博行騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のミリオンゲッターに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月15日、中2週で迎えた19戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、飯豊山特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた20戦目は、三浦誠騎手を鞍上に迎えて、羽黒山特別（上山ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた21戦目は、森田&富川・全国競馬巡回記念（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は小国博行騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた22戦目は、鳴子温泉旅館すがわら記念（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（7戦3勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（2003年）

4月15日、約4か月半の休養明けで迎えた23戦目は、関本秀幸騎手を鞍上に迎えて、イヌ鷲特別（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた24戦目は、稲毛光莉子ちゃん1歳誕生日記念（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本秀幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。