ウリウリ（2010年生、母ウィキウィキ）

ウリウリ（2010年2月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ハワイの楽器名」。毛色は青毛。種牡馬のディープインパクト（当時8歳）と交配したウィキウィキが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地31戦6勝2着4回。2015年のセントウルステークス(G2)で2着に入った他、2015年のCBC賞(ハンデG3)に勝利するなど、重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

10月13日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたサトノネネ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のシンジュボシに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月25日、中3週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

3歳（2013年）

2月2日、中9週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（3戦1勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

3月9日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入った。

5月4日、中7週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

5月25日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したノボリディアーナを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6月30日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエクスパーシヴをクビ差振り切って2勝目を収める

9月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝1800m 外回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（6戦2勝）。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月13日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（7戦2勝）。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

11月17日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（8戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のウイングドウィールを3/4馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

4歳（2014年）

1月25日、中9週で迎えた13戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜中俊騎手（9戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のドナウブルーを3/4馬身振り切って重賞ウィナーの称号を手中に収めた。

4月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたスマートレイアー決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

5月18日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定G1のヴィクトリアマイル（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず16着に敗れた。

10月18日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、牝馬限定G2の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（10戦4勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

12月27日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、G2の阪神カップ（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

5歳（2015年）

1月24日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（11戦4勝）。17頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

5月31日、中6週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンの安土城ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（12戦4勝）。17頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るホウライアキコを上がり3位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけてファンの期待に応えた。

7月5日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデG3のCBC賞（中京芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダンスディレクターを半馬身振り切って重賞2勝目を挙げた。

9月13日、中9週で迎えた22戦目は、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したアクティブミノルにハナ差届かず2着に甘んじた。

10月4日、中2週で迎えた23戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。

12月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、G2の阪神カップ（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（4戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

6歳（2016年）

2月20日、中7週で迎えた25戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1400m 外回り雨/重）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（5戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

3月27日、中4週で迎えた26戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、G1の高松宮記念（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

5月15日、中6週で迎えた27戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G1のヴィクトリアマイル（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

9月11日、約4か月の休養明けで迎えた28戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた29戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず13着に終わった。

12月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ重賞のターコイズステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

7歳（2017年）

2月18日、中8週で迎えた31戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず12着に終わった。