プルーフポジティブ（2009年生、母ヒシセーブル）

プルーフポジティブ（2009年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「確証」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時10歳）と交配したヒシセーブルが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村雅明。戦績は、中央平地26戦3勝2着4回、地方9戦4勝2着3回。2015年の六角川賞(地方重賞)に勝利した他、2015年の鶴見岳賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、中村雅明から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

松永昌博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

1月15日、デビュー戦は森一馬騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は482kg。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

4月8日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で森一馬騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた4戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のヒシサイクロンをハナ差振り切って初白星を挙げた。

7月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦1勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

9月1日、中6週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

11月10日、中9週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は森一馬騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

12月9日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、トップストライドにアタマ差交わされて2着となった。

12月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

4歳（2013年）

1月19日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたシベリアンファクト決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

3月24日、中8週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は森一馬騎手（4戦0勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、超スローペースで馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

4月14日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（5戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた13戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のランドルトに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月6日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の茶臼山高原特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のシンゼンレンジャーに1馬身1/4の差をつけて3勝目をつかんだ。

7月28日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ソロルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月17日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月19日、中8週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1900m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は森一馬騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスターソードに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月27日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の北國新聞杯（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（7戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

12月7日、中5週で迎えた19戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の浜名湖特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

5歳（2014年）

3月15日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の伊勢特別（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

5月25日、中7週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の白馬岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は森一馬騎手（8戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の加古川特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（9戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

9月7日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森一馬騎手（10戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森一馬騎手（11戦0勝）。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は一杯になって18着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森一馬騎手（12戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

12月14日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、新燃岳特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サウスパシフィックにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

12月27日、中1週で迎えた28戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の宝満山賞（佐賀ダート2000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタガノマツカゼに5馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

6歳（2015年）

1月25日、中3週で迎えた29戦目は、地方重賞の鶴見岳賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタガノブリガデイロに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月10日、中1週で迎えた30戦目は、Jpn3の佐賀記念（佐賀ダート2000m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

3月15日、中4週で迎えた31戦目は、地方重賞のはがくれ大賞典（佐賀ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったエーシンクリアーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月18日、中4週で迎えた32戦目は、地方重賞の六角川賞（佐賀ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイリオスに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月4日、中1週で迎えた33戦目は、菊池川特別（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったマイネルパルフェに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月31日、中3週で迎えた34戦目は、北山湖特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のセイリオスをクビ差振り切って断然人気に応えた。

6月13日、中1週で迎えた35戦目は、地方重賞の遠賀川賞（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。