ジョーイロンデル（2005年生、母ジョーテンオン）

ジョーイロンデル（2005年4月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ツバメ（仏）」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時7歳）と交配したジョーテンオンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は大成牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方28戦12勝2着3回。2010年のしらさぎ賞(牝S3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

11月24日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

12月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

3歳（2008年）

1月13日、中3週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

1月27日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では見せ場なく17着に敗れた。

4月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg戻して迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップパパイヤ賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチキリブラウンに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月4日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

9月3日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた7戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、藻川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のサンペールウルトラをクビ差振り切ってファンの支持に応えた。

9月21日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝1800m 外回り曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦1勝）。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦1勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

11月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

12月23日、中6週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C1 C2（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のショータイムに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2009年）

1月12日、中2週で迎えた12戦目は、新春特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて、最後は2着のヤマイチダイヤをクビ差振り切って4勝目を獲得した。

2月10日、中3週で迎えた13戦目は、馬産地日高特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトミケンクルークに2馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

3月20日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の沈丁花特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のトーマスに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月27日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の春光特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキープザチェンジを驚異的な末脚でアタマ差だけ差し切って怒涛の5連勝を決めた。

7月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、盛夏賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の夏休み特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

5歳（2010年）

1月7日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた18戦目は、初夢特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（7戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダイワデリンジャーに1馬身半の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

2月11日、中4週で迎えた19戦目は、梅見月特別（浦和ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で戸崎圭太騎手（8戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のエアキャネルに1馬身の差をつけて制した。

2月25日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定戦のひなまつり特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で戸崎圭太騎手（9戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコールニーシュに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月24日、中3週で迎えた21戦目は、花見月特別（浦和ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で戸崎圭太騎手（10戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のように急駛したが、カネショウパパに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた22戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で戸崎圭太騎手（11戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のテイエムヨカドーを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

6月10日、中5週で迎えた23戦目は、短夜特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で戸崎圭太騎手（12戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたロングウェーブ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月7日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定Jpn3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で戸崎圭太騎手（13戦9勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた25戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

12月16日、約4か月半の休養明けで迎えた26戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のウインターイルミネーションハンデ（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（14戦9勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

6歳（2011年）

1月28日、中3週で迎えた28戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、立春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

3月3日、中4週で迎えた29戦目は、ハンデ戦のブラッドストーン特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

4月29日、中7週で迎えた30戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

6月2日、中4週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の水無月特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（15戦9勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったドリームアスパイアに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月6日、中4週で迎えた32戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定Jpn3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた33戦目は、'11スパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

11月23日、約4か月の休養明けで迎えた34戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の霜月特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は張田京騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデ戦の春待月特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のドラゴンウィスカーをクビ差振り切って久々に勝利を挙げた。