ベルアンドベル（1985年生、母シヤインフラワー）

ベルアンドベル（1985年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時11歳）と交配したシヤインフラワーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はイワミ牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着2回、中央障害16戦3勝2着4回。1989年の中山大障害（秋）(重賞)で3着に入った他、1990年の東京障害特別（春）(ハンデ重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

諏訪富三厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

1月31日、デビュー戦は安田富男騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた3戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は安田富男騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったリキアイテイオーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

6月5日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田富男騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、メジロコリンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月25日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田富男騎手（6戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイアネックスに約10馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月9日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で安田富男騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安田富男騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた11戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

9月18日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた13戦目は、菅原泰夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

4歳（1989年）

2月4日、中7週で迎えた17戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったバリスシンボリから約12馬身差の2着となった。

2月18日、中1週で迎えた18戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で星野忍騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンダーストームから約19馬身差の2着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた19戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で星野忍騎手（2戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のホウシュンに約11馬身の大差をつけて2勝目を獲得した。

3月26日、中2週で迎えた20戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で星野忍騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンボリモントルーから1馬身3/4差の2着となった。

4月23日、中3週で迎えた21戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 雨）に出走。鞍上は5戦連続で星野忍騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったモンテソブリンから3馬身差の2着に敗北した。

5月14日、中2週で迎えた22戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で星野忍騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月22日、約5か月半の休養明けで迎えた23戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で星野忍騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラストライカーに5馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

12月2日、中5週で迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で星野忍騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた25戦目は、重賞の中山大障害（秋）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で星野忍騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（1990年）

1月15日、中2週で迎えた26戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は10戦連続で星野忍騎手（9戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 曇/良）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で星野忍騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた28戦目は、富田正信騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた29戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、重賞の中山大障害（春）（中山障害芝4100m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月21日、約3か月半の休養明けで迎えた30戦目は、新潟障害ステークス（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は星野忍騎手（11戦2勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8月18日、中3週で迎えた31戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2800m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で星野忍騎手（12戦2勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のトウショウクルーゾに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月16日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、渡部秀一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 雨）に出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。