シルクライトニング（1994年生、母ミスピーチ）

シルクライトニング（1994年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時9歳）と交配したミスピーチが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は堤牧場。戦績は、中央平地16戦2勝2着6回。1997年の皐月賞(G1)で2着に入った他、1997年の若葉ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額3,000万円（6万×500口）で一口馬主が募集された。

大和田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

10月5日、デビュー戦はA.マシューズ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は424kg。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚を見せたが、勝ったヤシマジャパンにねじ伏せられて7馬身差の2着となった。

10月20日、中1週で迎えた2戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のスプリングシチーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月23日、中4週で迎えた3戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で矢原洋一騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚を見せたが、伸びてきたダストワール決め手に屈してクビ差の2着となった。

12月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で矢原洋一騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（1997年）

1月5日、中2週で迎えた5戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したクレバーフォーマーに半馬身届かず2着に敗北した。

2月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、4歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したインターパンチにハナ差届かず2着に甘んじた。

3月1日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、4歳500万下の桃花賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したグリーンプランに3/4馬身届かず2着に敗北した。

3月22日、中2週で迎えた8戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（中山芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で安田富男騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のフジヤマビザンをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

4月13日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で安田富男騎手（4戦1勝）。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、逃げるサニーブライアンにクビ差届かず2着となった。

6月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で安田富男騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で安田富男騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

5歳（1999年）

6月20日、約20か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、吾妻小富士オープン（福島芝1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず15着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は安田富男騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

9月12日、中8週で迎えた15戦目は、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（8戦1勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

7歳（2001年）

9月30日、約25か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、秋野ステークス（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。