ローレンスペクター（2003年生、母チョウカイオバコ）

ローレンスペクター（2003年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時15歳）と交配したチョウカイオバコが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、地方21戦5勝2着7回。主な勝ち鞍は2007年のアーバンステージさつき賞(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

武智一夫厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2005年）

7月31日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は505kg。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ジョイフルモンジにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

10月3日、中4週で迎えた3戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したウェイオブグローリにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月14日、中5週で迎えた4戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた5戦目は、2歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったサントアドヴァンスにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

3歳（2006年）

4月10日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のセユウホープに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月6日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の若竹賞（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアスターバジルにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

6月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のあじさい特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、勝ったジェスターズコートにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月1日、中4週で迎えた10戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったヘイアンコンドルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中1週で迎えた11戦目は、カノープス賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のスズノトウコンを3/4馬身振り切って2勝目を奪取した。

9月13日、中3週で迎えた12戦目は、レミニス賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスパロウホークに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月15日、中4週で迎えた13戦目は、カペラ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリアルバローズを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

4歳（2007年）

5月22日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、アーバンステージさつき賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のノムラサッカーオーに1馬身3/4の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月29日、中4週で迎えた15戦目は、風待月賞（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったシンゼンタイヨウに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月13日、中1週で迎えた16戦目は、東京サマーランド賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

5歳（2008年）

9月3日、約14か月の休養明けで迎えた17戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、仲秋賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

7歳（2010年）

2月4日、約17か月半の休養明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた18戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般B3三 C1四（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた19戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンステッキ賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

3月15日、中0週で迎えた20戦目は、レグルス賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月9日、中3週で迎えた21戦目は、オメガ賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。