マッドルーレット（2018年生、母サクラアリア）
Mad Roulette
2018.03.27
マッドルーレット（2018年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカジノドライヴ（当時13歳）と交配したサクラアリアが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はへいはた牧場。2023年のチバテレ盃(一般)で3着に入った他、2023年のチバテレ盃で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
1歳のとき、へいはた牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、千葉県馬主会大越徹朗によって410.4万円で落札された。
山中尊徳厩舎（船橋）へ入厩。
2歳（2020年）
5月8日、デビュー戦は笠野雄大騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスズランデビュー（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は465kg。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したジョエルにアタマ差届かず2着となった。
5月25日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた2戦目は、2歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホウヨウクリスタルに約16馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。
3歳（2021年）
3月15日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた3戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。
9月3日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに28kg増やして迎えた4戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の薄特別（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のベガスフォンテンに2馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。
9月29日、中3週で迎えた5戦目は、一般C1二三（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトーセンジーザスを鮮やかな末脚で半馬身差し切って1番人気に応えた。
10月29日、中3週で迎えた6戦目は、楓賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトーセンジーザスを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。
12月3日、中4週で迎えた7戦目は、クォーツ賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のビービーリバイブに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。
4歳（2022年）
1月14日、中5週で迎えた8戦目は、シンビジウム特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦3勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のハクサンチコチャンに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。
2月16日、中4週で迎えた9戦目は、野島崎特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のオークハンプトンをアタマ差振り切って圧倒的人気に応えた。
3月23日、中4週で迎えた10戦目は、フレンドリービット特別（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオークハンプトンに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
5月5日、中5週で迎えた11戦目は、端午特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったゴールドブラッドに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
5月31日、中3週で迎えた12戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の五月特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
6月23日、中2週で迎えた13戦目は、桑島孝春記念（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（8戦6勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドブラッドに8馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
10月4日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、サンタアニタトロフィートライアル（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（9戦7勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のピュアオーシャンをクビ差振り切って優勝
11月2日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（10戦8勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。
12月2日、中3週で迎えた16戦目は、ラピスラズリ賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（11戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタイセイアゲインにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。
12月21日、中2週で迎えた17戦目は、カサブランカ特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオークハンプトンに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。
5歳（2023年）
1月17日、中3週で迎えた18戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、チバテレ盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。
デビュー前
1歳のとき、へいはた牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、千葉県馬主会大越徹朗によって410.4万円で落札された。
山中尊徳厩舎（船橋）へ入厩。
7月6日、デビュー戦は和田譲治騎手を鞍上に据えて、スパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。13頭立ての1番ゲートからスタート。競走除外となった。
8月9日、約7か月の休み明けで迎えた19戦目は、バルーン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（2戦1勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。
9月11日、中4週で迎えた20戦目は、多摩オープン（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（3戦1勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に敗れた。
10月27日、中6週で迎えた21戦目は、菊花特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笠野雄大騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。
11月17日、中2週で迎えた22戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（12戦8勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったサヨノネイチヤにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。
12月14日、中3週で迎えた23戦目は、神奈川記念（JRA・NAR交流）（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（13戦8勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。
6歳（2024年）
1月18日、中4週で迎えた24戦目は、S3の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り6着に終わった。
2月8日、中2週で迎えた25戦目は、ハートビートレイン（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。
3月8日、中3週で迎えた26戦目は、カモミールマイル（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。
7月4日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、スパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（6戦1勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。
7月22日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた28戦目は、ひまわり賞（船橋ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で笠野雄大騎手（7戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。
9月6日、中6週で迎えた29戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、アイオライトオープン（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハディアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。
9月26日、中2週で迎えた30戦目は、姫山菊花賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。
11月1日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた31戦目は、シトリンオープン（名古屋ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のタイセイドリーマーをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。