イモータル（2013年生、母ショアー）

イモータル（2013年1月29日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「不滅の、永久の」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時15歳）と交配したショアーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2016年の共同通信杯(G3)で2着に入った他、2015年のサウジアラビアロイヤルカップ(重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、金子真人ホールディングスによって5,250万円で落札された。

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

8月9日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は518kg。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のドゥスールに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月10日、中8週で迎えた2戦目は、2歳重賞のサウジアラビアロイヤルカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったブレイブスマッシュにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

12月20日、中9週で迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

3歳（2016年）

2月14日、中7週で迎えた4戦目は、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったディーマジェスティにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

5月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた6戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

9月25日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた8戦目は、F.ヴェロン騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい17着に終わった。

4歳（2017年）

7月22日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の長久手特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の西部スポニチ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したタニノアーバンシーを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2018年）

3月25日、約7か月の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の熊野特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

7月15日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上1000万下のシンガポールターフクラブ賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

8月19日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の西部スポニチ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

7歳（2020年）

3月20日、約19か月半の休養明けで迎えた14戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの夙川特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの白鷺特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

2020年4月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。