テイーアンドテイー（1985年生、母ダンサーハリー）

テイーアンドテイー（1985年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハギノカムイオー（当時6歳）と交配したダンサーハリーが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は奥山博。戦績は、中央平地21戦2勝2着1回、地方12戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の瀬戸内海特別(900万下)。

経歴

デビュー前

阪本昭徳厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1987年）

8月31日、デビュー戦は佐々木洋一騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木洋一騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3歳（1988年）

3月3日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木洋一騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木洋一騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったサラトガエースから3馬身差の2着に敗北した。

4月10日、中3週で迎えた5戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木洋一騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた6戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木洋一騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のカイエンランナーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月3日、中4週で迎えた7戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木洋一騎手（6戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月10日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木洋一騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のキヌガワボーイに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月24日、中1週で迎えた9戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木洋一騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のローランシンガーに2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

9月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のサルビア特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で佐々木洋一騎手（9戦3勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のローランシンガーに3馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

9月30日、中2週で迎えた11戦目は、北極星特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で佐々木洋一騎手（10戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた12戦目は、仲秋特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で佐々木洋一騎手（11戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月3日、中6週で迎えた13戦目は、柴田光陽騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず5着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の高砂特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田光陽騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

4歳（1989年）

7月1日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、梅野信一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の穂高特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下の由布院特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で梅野信一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた17戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の牧園特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のツルギモンに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月27日、中2週で迎えた18戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の西海賞（小倉芝1700m 雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

9月24日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の瀬戸内海特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るリュウコウスピードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて6勝目を手に入れた。

10月8日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田島良保騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

5歳（1990年）

2月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず3着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた23戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

3月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた26戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の上賀茂ステークス（京都芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり17着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた28戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の三宮特別（阪神芝1600m 雨/不良）に出走。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったハヤブサオーカンに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

6月24日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三河特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

6歳（1991年）

4月27日、約10か月の休養明けで迎えた30戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた31戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の聖護院特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた33戦目は、5歳以上900万下の山科特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。