メイショウダッサイ（2013年生、母スズカブルーム）
Meisho Dassai
2013.04.08
メイショウダッサイ（2013年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+獺祭」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスズカマンボ（当時12歳）と交配したスズカブルームが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。2020年の中山大障害(JG1)に勝利した他、2021年の中山グランドジャンプ(JG1)を制するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
1歳のとき、グランド牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、松本好雄によって1,134万円で落札された。
飯田祐史厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2015年）
9月27日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。
10月17日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。
11月7日、中2週で馬体重を前走からさらに22kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアルセナーレを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。
3歳（2016年）
2月28日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳500万下のくすのき賞（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で義英真騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。
3月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で義英真騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。
4月16日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で義英真騎手（4戦1勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。
5月8日、中2週で迎えた7戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。
5月21日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。
9月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は義英真騎手（5戦1勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。
10月10日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（6戦1勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。
10月29日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート2500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で義英真騎手（7戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。
11月20日、中2週で迎えた12戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート2400m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず14着に敗れた。
4歳（2017年）
4月15日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は義英真騎手（8戦1勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出し、4着に入り込んだ。
5月6日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（9戦1勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。
6月10日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で義英真騎手（10戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。
6月24日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で義英真騎手（11戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。
9月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で義英真騎手（12戦1勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。
10月29日、中3週で迎えた18戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。
11月19日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。
5歳（2018年）
4月28日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。7着に終わった。
5月20日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。
8月18日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森一馬騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のシロクニに1馬身1/4の差をつけて久々に白星を挙げた。
9月15日、中3週で迎えた23戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で森一馬騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。
11月25日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で森一馬騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウオトコギから2馬身半差の2着に敗北した。
6歳（2019年）
1月12日、中6週で迎えた25戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で森一馬騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったシークレットパスからクビ差の2着に甘んじた。
2月10日、中3週で迎えた26戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で森一馬騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のアズマタックンに1馬身3/4の差をつけて1番人気に応えた。
6月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で森一馬騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のキークラッカーに約14馬身の大差をつけて勝利を手に入れた。
7月27日、中7週で迎えた28戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で森一馬騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のアグリッパーバイオに2馬身の差をつけて3連勝で重賞ウィナーの称号を手中に収めた。
10月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で森一馬騎手（9戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったシングンマイケルからクビ差の2着に甘んじた。
12月21日、中9週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた30戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 曇/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は11戦連続で森一馬騎手（10戦4勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。3着に入った。
7歳（2020年）
3月20日、約3か月の休養明けで迎えた31戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で森一馬騎手（11戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のメドウラークに7馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。
4月18日、中3週で迎えた32戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り 雨/不良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は13戦連続で森一馬騎手（12戦5勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったオジュウチョウサンから3馬身差の2着となった。
10月18日、約6か月の休養明けで迎えた33戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で森一馬騎手（13戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のヒロシゲセブンに1馬身3/4の差をつけて2つ目の重賞タイトルを手中に収めた。
12月26日、中9週で迎えた34戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は15戦連続で森一馬騎手（14戦6勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。最後は、2着のケンホファヴァルトに1馬身3/4の差をつけて初のG1タイトルをつかんだ。
8歳（2021年）
3月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた35戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/稍重）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は16戦連続で森一馬騎手（15戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のスマートアペックスに7馬身の差をつけて3連勝で重賞4勝目を挙げた。
4月17日、中4週で迎えた36戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り 曇/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は17戦連続で森一馬騎手（16戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のケンホファヴァルトに4馬身の差をつけて2つ目のG1タイトルを獲得した。