フジノトップロマン（1990年生、母サイレントペイント）

フジノトップロマン（1990年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のロイヤルスキー（当時16歳）と交配したサイレントペイントが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は福島県、生産者は天工（有）。戦績は、中央平地18戦3勝2着3回、中央障害2戦0勝、地方8戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

高松弘之厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1992年）

10月30日、デビュー戦は桑島孝春騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は424kg。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のバイオレットエフに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったキャロットウインから1馬身差の2着に敗北した。

12月16日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、2歳戦の東京3歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったアーデルエルザから半馬身差の2着となった。

3歳（1993年）

7月18日、約7か月の休養明けで迎えた4戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

8月21日、中4週で迎えた5戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の飯豊特別（新潟芝1400m 曇/重）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

4歳（1994年）

3月12日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の赤穂特別（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は牧田和弥騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

5月8日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

6月11日、中4週で迎えた11戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったアイアムフェアリーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月10日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したミユキマツカゼにハナ差届かず2着に甘んじた。

7月24日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のセルリアンシノに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

8月7日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の長万部特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田原成貴騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のセントラルマドンナに2馬身の差をつけて3勝目を手にした。

8月27日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下のウトナイ湖特別（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で田原成貴騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた17戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（函館ダート1700m 雨/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ダンディテシオに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月24日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のキタサンムサシに1馬身1/4の差をつけて4勝目をマークした。

10月15日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の秋嶺ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入った。

11月6日、中2週で迎えた20戦目は、テレビ静岡賞（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた21戦目は、霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

5歳（1995年）

2月18日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた23戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（5戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。13着に敗れた。

6月28日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、千葉日報賞スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた25戦目は、クイーン賞（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月15日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた26戦目は、トゥインクルレディ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた27戦目は、グランドマイラーズ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた28戦目は、秋嶺特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。