レッドブリッツァー（2006年生、母ビューティフルゴールド）

レッドブリッツァー（2006年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「赤＋奇襲攻撃者（アメフト用語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時7歳）と交配したビューティフルゴールドが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地7戦1勝、地方19戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額4,800万円（12万×400口）で一口馬主が募集された。

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月20日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンレイファインを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2009年）

4月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

4月25日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

4歳（2010年）

2月28日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

9月11日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

5歳（2011年）

3月9日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のタンブリングダンスに3馬身の差をつけて休み明け初戦を物にした。

3月21日、中1週で迎えた9戦目は、知っとこ食べとこ知多半島カップ（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のピサノハーレーに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月11日、中2週で迎えた10戦目は、卯月特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブラウンアーマーを上がり2位の末脚でアタマ差だけ差し切って断然人気に応えた。

5月4日、中2週で迎えた11戦目は、地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた12戦目は、うしかい座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトーホウホープに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

6月1日、中1週で迎えた13戦目は、こぐま座特別（名古屋ダート800m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた14戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、水無月特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケイアイブレイズに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月4日、中1週で迎えた15戦目は、蟹座特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったデジタルゴールドに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月19日、中1週で迎えた16戦目は、白鳥座特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るポレンティーナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月10日、中2週で迎えた17戦目は、ハイビスカス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（6戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミルリュユッテを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月26日、中1週で迎えた18戦目は、宮下瞳☆626勝は永遠に（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（7戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた19戦目は、地方重賞のオータムスプリントカップ（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（3戦2勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

10月18日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた20戦目は、ブーゲンビレア特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（8戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月28日、中0週で迎えた21戦目は、ふじのくに錦秋特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた22戦目は、パンジー特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（9戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったニポーティに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月30日、中1週で迎えた23戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、さざんか特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

6歳（2012年）

1月2日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（5戦2勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

2月8日、中4週で迎えた25戦目は、ノースポール特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

3月6日、中3週で迎えた26戦目は、チューリップ特別（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（10戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。